ウォーターサーバーには危険が潜んでいる?不衛生になる原因や対策法を伝授

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ウォーターサーバーに危険性があるのか徹底調査!

ウォーターサーバーは便利であることはもちろん、最近ではおしゃれなデザインが多く出てきいるので、インテリアを損なうことはありません。それどころか、「自宅にウォーターサーバーが置いてある」ということが、一種のステータスになっているようです。
便利でおしゃれなウォーターサーバーですが、衛生面や事故など危険性はないのでしょうか?

  • 調査したウォーターサーバー⇒20種類
  • 調査に使った金額⇒10万円
  • サーバーをきれいに保つポイント⇒3

この記事では、ウォーターサーバーに潜んでいる危険性について徹底調査。危険につながる原因から対策まで紹介します。導入する前に、ぜひチェックしてくださいね。

ウォーターサーバーに雑菌が多い?

蛇口から出る水は、水道管の中を常に水が流れている状態で、さらに厳重な管理もされているため、雑菌はわきにくいといわれています。

しかし、ウォーターサーバーは、ボトルの中に流動していない水を数日から数週間入れたままにするので、管理状態が悪ければ、雑菌が繁殖してしまう可能性もあります。雑菌が繁殖するかもしれないポイントはどんなところなのかみていきましょう。

ボトルに空気が入り雑菌が増える

届いたばかりの水は不純物を取り除いてあるので、その水だけで雑菌が繁殖することはありません。水に雑菌が繁殖するのは、空気中に漂っている細菌やカビなどが、水に触れることで繁殖してしまうのです。
空気からの雑菌の繁殖を抑えるには、水の周りにある空気の浄化をするしかありません。とは言っても、通常の空気清浄機では、ボトルへの雑菌の侵入を防ぐ事はできません。

そのため、多くのウォーターサーバーには、汚れた空気がボトルに入らないようにするシステムが組み込まれています。
例えば、水を汲むたびに、ボトルの中に入る空気を特殊フィルターに通し無菌化することで、ボトルの中に雑菌が入らないようにします。他には、ボトルから水が減っても、ボトル内が真空状態を保つようにすることで、空気自体が入るのを防ぐという仕組みもあります。後者は、ワンウェイ方式(使い捨てタイプ)でビニール素材など柔らかい素材を使用しているものになります。

サーバー内部が菌が増えやすい環境

サーバー内部は、湿りやすくカビなどが発生しやすい状態です。長期間使用しなかったり、定期的なメンテナンスを行わないと、雑菌が繁殖しやすくなります。

蛇口付近が不衛生になりやすい

ウォーターサーバーの中には、熱湯を循環させたり、紫外線を照射することで、殺菌をする機能がついているものが多いですが、蛇口部分までその抗菌作用が及んでいないことがあるため、雑菌が繁殖する可能性があります。

ウォーターサーバーの水は危険?

自分や家族が毎日飲むことになる水。どんな水が使用されているのかは知っておきたいところです。

主に使用されるのは天然水とRO水

ウォーターサーバーに使用されている水は大きく分けて2種類。ひとつは「天然水」、もうひとつは「RO水」になります。
天然水というのは、基本的には、ペットボトルなどに詰められている「ナチュラルミネラルウォーター」と同じようなものです。富士山などの採水地で採れた水をそのまま使用しています。
一方、RO水は水道水などの原水をRO膜処理した特殊なフィルターに通した水になります。このフィルターの膜は、0.0001ミクロンというとても細かい穴があいたフィルターなので、不純物を徹底的に除去します。

不純物を除去した水は天然水に比べて味が落ちることが多いので、ミネラルなどを人工的に添加しているメーカーが多くあります。

天然水の水質基準

天然水(ミネラルウォーター)は、「清涼飲料水」と同じ分類になり、水質基準は、「食品衛生法」によって決められます。ウォーターサーバーで提供される天然水はすべて、「食品衛生法」の細かな基準を満たしたものでなければなりません。

RO水の水質基準

基本的に水道水から作られるものですが、一般的な水道水と違い、飲料用として提供するものなので、その水質基準は、「食品衛生法」によって管理されています。
メーカーによっては、「水道法」と「食品衛生法」の両方の基準を満たすもののみ提供している場合もあります。
RO水は味の調整のためにミネラル類が添加されているのですが、水道法では、カルシウム、マグネシウムなどのミネラル類を添加する場合の上限も設定されています。

水道水とウォーターサーバーの水はどう違う?

日本では、水道水は飲料用にもすることができますが、ウォーターサーバーの水と何が違うのでしょうか?

水道水は水道法が基準

水道水は「水道法」が基準となります。その規定はとても細かく、51のチェック項目をすべて満たしていなければいけません。水道水はライフラインとしての飲料水のほか、工業用にも使用するなど用途は多岐に渡り、「清涼飲料水」のように「飲料用」に特化しているわけではありません。
しかし、その検査基準は厳しく、一般的によく気にされる残留塩素の量は0.1mg/Lと決められています。

ウォーターサーバーは食品衛生法

ウォーターサーバーの水は「食品衛生法」によって管理されています。「飲料用」に特化して作られたものです。しかし、残留塩素の観点からみると、水道法よりも基準は甘いものになり、3mg/Lになっています。
「安全性」ということだけに焦点を当てると、「水道水」の方が、安全であるといえます。水道水の品質基準は厳しいということと、天然水や地下水は、汚染の影響を受ける可能性があるからです。水質が安定しないため、安全性を確保することも大変になるのです。
しかし、メーカーによっては、水質基準は「水道法」と「食品衛生法」の両方を満たすものだけ、としているところもあります。この場合は、ウォーターサーバーの水の方がより高品質な水になります。

ウォーターサーバーの水に賞味期限はある?

ウォーターサーバーの水は室温で同じボトルの中においたまま。冷蔵庫にいれるわけでもないので、どれくらい安全に飲める期間があるのか気になるところです。

ウォーターサーバーのボトルは滅菌して密封されているため、開封しなければかなり長期間常温保存することができます。直射日光に当たらない冷暗所に保存することで、6か月〜2年間、保存が可能です。ほとんどのメーカーは6か月と規定しています。
開封後は、どうしても雑菌が触れる機会が多くなるため、そう長くは保存できません。ほとんどのメーカーは「2週間」と定めていますが、1か月や3か月大丈夫としているところもあります。
また、意外にも多かったのが、「なるべく早く」という表示。「なるべく早く」という基準は、人によって大きく異なるので、判断に困ります。このような場合は、多くのメーカーが採用している「2週間」以内に飲みきることをおすすめします。

子どもがいる家庭はこんなところに注意!

小さな子どもいる家庭では、新しいものを取り入れるとき、それが危険でないかを確認することは重要になります。

子どもがお湯でやけどをした

ほとんどのウォーターサーバーは、水の蛇口のほかにお湯の蛇口もついています。手軽にホットドリンクを楽しむことができるのでとても良い機能なのですが、子どもにとっては危険な場合もあります。
実際、お湯のレバーやボタンを何も知らない子どもが押してしまい、やけどを負ったという事例もあります。
そのようなことが起こらないように、小さな子どもがいる人は、「チャイルドロック」がついているウォーターサーバーを選ぶようにしましょう。ロック機能にも種類がありますので、子どもが簡単に解除できないタイプを選ぶ必要があります。

赤ちゃんには硬度の低い水を使用する

水は採水地によって、硬度が異なります。ペットボトルのミネラルウォータである「コントレックス」をイメージすると分かるように、硬度が高い水は便秘解消や美肌に効くと、大人には人気です。しかし、子どもにとっては負担が大きすぎる場合があります。

日本で製造されている粉ミルクは、軟水で作る事を想定して作られているため、硬度の高い水では、ミネラルのバランスが崩れてしまう場合もあります。
小さな子どももウォーターサーバーの水を飲むという場合は、硬度が低い軟水、またはRO水を選ぶのが無難でしょう。

安全にウォーターサーバーを使用する方法は?

安全に使用するには、何に気をつけたらよいのでしょうか?そのポイントを紹介していきます。

水は早めに使い切る

開封したボトルは空気に触れる機会が多くなり、雑菌が繁殖する可能性が高まります。賞味期限内に飲みきれば問題はありませんが、早めに使い切るほど危険性は低くなります。
もし、開封後で賞味期限以内に飲みきれなかった場合は、加熱をする料理に活用しましょう。万が一雑菌が入っていた場合でも、高温で加熱することで、殺菌できるからです。
ウォーターサーバーの契約は通常月のノルマ(最低注文数)があります。家庭によっては、未開封のものが余ってしまう場合もあるでしょう。その場合は、非常事態に備えて保存しておくというのもひとつの手です。
未開封のものは、半年から2年持つので、その範囲内で保存しておくと安心。新しい水がきたら、そちらを災害時用にし、古い方を日常で飲む、というように回していけば、災害時用の水の賞味期限が切れてしまうこともありません

特に蛇口は毎日掃除をする

蛇口は、水が出てくる場所であり、手が一番触れる場所でもあります。手には外から持ってきたものを含め、様々な殺菌がついているので、その手と触れることで雑菌も繁殖しやすくなるのです。
そのため、蛇口は毎日キッチン用アルコールで汚れを拭き取り、消毒をしましょう。受皿を洗ったり、サーバー本体もアルコールで拭いておくとより安心です。

メーカーでメンテナンスをしてもらう

メーカによっては、サービスとしてサーバーのメンテナンスが含まれていることがあります。年に一回ほど、ウォーターサーバーを分解して細かい部分まで洗浄してもらえ、必要があれば古くなった部品を交換してくれます。もしくは、2年ほどで新品のサーバーに交換する、という場合もあります。
ただし、このメンテナンス料は有料である場合もあるので、契約する前にメンテナスの有無、料金についても確認しておきましょう。

清潔な水が飲めるように注意しよう!

きれいでおいしい水が飲みたくてウォーターサーバーを設置したのに、その水に雑菌が繁殖したりカビが生えてしまっては、本末転倒です。

ウォーターサーバーの水を清潔に保つために、この記事で紹介したポイントに気をつけてメンテナンスを行いましょう。