くしゃみの原因は花粉症?風邪との違いを調査『7つの対策』

くしゃみの原因は花粉症?風邪との違いを調査『7つの対策』

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鼻がムズムズしてくしゃみが止まらずに困っているなら花粉症かもしれません。風邪かと思っていたけど「ついに来た!?」とお悩みなら必見。風邪と花粉症の見分け方や原因をご紹介します。家で簡単にできる対策から病院の治療法まで詳しく説明していきます。

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​くしゃみが止まらないのはなぜ?

鼻がムズムズしてくしゃみが止まらない!いつかおさまるだろうと思っていても症状は悪化するばかり…。そんな悩みを抱えていたら、花粉症かもしれません。アレルギー症状は、何度も連続してくしゃみがでたり、鼻水が勝手にタラ~と垂れてしまったりあっちもこっちも大忙しなのが特徴です。

「くしゃみ」は風邪の兆候とすることも多いので、初期症状では「風邪かな?とりあえず風邪薬飲んでおくか…」と勘違いしてしまうこともよくあります。花粉症のくしゃみはどういった特徴があるのか、またその対策や治療法を知って上手に乗り切りましょう。

ひばり
くしゃみはホント嫌!人前だと恥ずかしい時がよくあるし、我慢するのも難しい…。なんとかなりませんか?カルナ博士!
カルナ博士
そうじゃな。くしゃみは腰痛もひどくなるし、わしも苦手じゃ。
「止まらないくしゃみはどうしたらよいか」その原因から対処法までがっつり紹介していくとするぞ。

 くしゃみと体への影響

まず最初に、​くしゃみはなぜ起きるのか、また体にはどんな影響があるのかをご説明していきます。

くしゃみの原因

くしゃみが出る理由は、鼻の働きと深く関係しています。鼻は酸素を取り込む働きの他、体に有害な物質を取り込まないようにフィルターのような働きもします。そのため、鼻で呼吸をしている時に空気と一緒にウイルスや花粉を吸いこむと防御機能が働くようになっています。

防御反応のメカニズムは、体にとって有害と判断されたものが鼻の粘膜に触れると、ヒスタミン・ロイコトリエン・サイトカインといった化学伝達物質が分泌されます。この化学伝達物質が鼻の神経や血管を刺激すると、反射的に有害物質を追い出す働き「くしゃみ」が起きます。

ひばり
くしゃみって出そうと思って出せる行為じゃないのは、体が反射的に防御しようとするからなんだね。

カルナ博士
くしゃみは嫌だけど、体を守るには必要な行為なんじゃよ。

くしゃみの原因となる「有害と判断される物質」をまとめてみました。風邪などのウイルスや菌は、他人のくしゃみや咳で口から放出されたものが空気に乗って漂うことで接触し、アレルゲン物質は、日常的に空気中をふわふわ漂っているものが鼻に入ることで接触します。

​風邪など病原体によるくしゃみ​・​アデノウイルス
・RSウイルス
・はしか
・水ぼうそう
・結核​などの菌やウイルス類
​アレルギー性のくしゃみ​・花粉(スギ・ヒノキ・イネなど)
・ホコリ
・ダニの死骸
・動物の毛やフケ
・排気ガス など​​
カルナ博士
くしゃみになる原因は、花粉やウイルスの他にもいっぱいあるな。なんだか息が吸いづらくなってきたわい…。

ひばり
くしゃみってお風呂に入った時とか、温かい部屋に入った時とかにも出やすいんだよね~。あれも花粉かハウスダストの一種なのかな?

カルナ博士
寒い時にくしゃみがでると「風邪でもひいたかな?」なんて心配するのも一般的じゃな。寒いとなぜくしゃみがでるんだろうか?

 鼻には温度調整や加湿をする役目もあります。温度や湿度が変わると鼻の粘膜が刺激されて、くしゃみが出やすくなったりもします。このような症状は、血管運動性鼻炎・寒暖差アレルギーと呼ばれています。​

ひばり
なるほど、風邪や花粉じゃなくてもくしゃみが出る時もあるんだね。

くしゃみが止まらないと体に悪い

くしゃみは腹筋に力が入ったり、思いっきり息を吹き出すので想像以上に体力を消耗します。くしゃみ1回で100mを走った時と同じ消費カロリーがあるとも言われています。くしゃみをした時に力が入りすぎて、腰痛を起こしたり肋骨を骨折してしまう人もいるほどです。また、くしゃみが頻発すると集中力低下にもつながります。鼻がムズムズして鼻の神経が刺激されすぎるため、ひとつのことに集中しにくくなってしまいます。

カルナ博士
くしゃみは体力を消耗する上に、無意識の行為だから、放っておくと疲労の原因にもなりそうじゃな。
それに、腹や腰に力が入りすぎてしまうとくしゃみで「ぎっくり腰」になる人もいるから気を付けないとな。

ひばりさん
そうそう!それから妊婦さんもくしゃみに気を付けたほうがいいんだよ。

 妊婦さんはくしゃみをすることでお腹に力が入り、子宮収縮の原因にもなります。子宮収縮が起きると胎児にも悪影響ですのでくしゃみが長引く場合には早期に治療をしたほうが良いケースもあります。​


モーニングアタックで気分がすぐれないことも

モーニングアタックとは、起床時にくしゃみが頻発してしまう症状です。モーニングアタックを経験した人の中には、その日のスタートダッシュが上手くいかずに日常生活に支障をきたす場合もあります。エスエス製薬のインターネット調査(2013年)によると、モーニングアタックによって機嫌が悪くなる」「気分がすぐれない」と回答した人は55.6%、他には、目覚めが悪い、家事が面倒になる、ミスが増えるといった支障を感じる人もいます。

モーニングアタックの主な原因としては、床に落ちた花粉やハウスダストが起床時に人が動き始めたことで再び舞い上がり鼻を刺激します。また、起床時に自律神経が一時的に乱れることも理由のひとつとされています。

花粉症と風邪の違いをチェック

​このくしゃみは花粉症?それとも風邪?くしゃみの原因にいまいちピンとこない方はぜひチェックしてみてください。花粉症と風邪の主症状の特徴を比較してみました。

くしゃみの頻度

  • ​花粉症のくしゃみ→連続して出る
  • 風邪のくしゃみ→出るがひどくない

花粉症は鼻がムズムズして連続してくしゃみが出ることが多いと思います。しかし風邪の場合は、くしゃみが出ても症状は軽く連続して出るようなことは多くありません。

花粉やハウスダストは空気に乗って自由に飛び回ります。ふわふわと空気中を漂い地面に落ちたとしても、ちょっとした風圧でまた舞い上がってきます。さらに、空気中に漂う時間が長いため鼻から吸い込んでしまう頻度が高く、何度も鼻がムズムズしてしまいます。

一方、風邪などの原因となる病原体は長時間空気中を漂うことは少なく、感染経路のほとんどは飛沫感染や接触感染です。飛沫感染とは、咳やくしゃみ・会話中に飛んだつばが”しぶき”となって空気中を漂います。しかし、水分を含むため遠くまで飛ぶことが少なく1~2m程度だと言われてます。中には空気に漂いやすい小さな飛沫核となって長時間浮遊する病原体もあります。はしか、水ぼうそう、結核などが該当し感染能力が高いのが特徴です。しかし、鼻から吸い込む機会が花粉ほど頻繁ではないため、くしゃみが何度もでるようなことは多くありません。

鼻水の状態

  • ​花粉症の鼻水→サラサラ
  • 風邪の鼻水→サラサラからドロドロ鼻水に変化する

鼻水は粘膜の刺激によって分泌されたヒスタミンなどにより、知覚神経や分泌腺が刺激されることが原因で出てきます。花粉の鼻水はサラサラしていて、なかなか止まらずにたら~と勝手に垂れてしまうことが多くあります。空気中の花粉やハウスダストを吸い込む度に粘膜が刺激され、有害物質を洗い流そうとするためにどんどん大量の鼻水が産生されてしまいます。

一方風邪の鼻水は、鼻の粘膜に菌やウイルスが付着すると、初期症状としてサラサラの鼻水が出ますが、発熱や喉の痛みなど風邪の主症状が出てくるタイミングになると黄色っぽい粘り気のある鼻水に変わります。その理由は、体の中に入った菌やウイルスが免疫細胞と戦って死滅したものを、鼻水と一緒に吐き出しているからです。戦った後の免疫細胞や病原体の死骸が混じると鼻水に粘り気がでて、黄色や黄緑といった色をつけるようになります。

ひばりさん
花粉症の人は、花粉が鼻に入ってくる間はずっと鼻水が出てきてしまうのね。

カルナ博士
鼻の防御反応が過剰に働く人は、一度刺激されるとなかなか症状がおさまらない人もいるぞ。

鼻づまりの状態

  • ​花粉症の鼻づまり→両方つまる位にひどくなる
  • 風邪の鼻づまり→症状は軽く片方ずつつまることが多い

鼻づまりはサイトカインという化学伝達物質が分泌されることによって、鼻甲介という箇所を刺激して炎症が起き、粘膜が腫れることが原因です。鼻づまりは自律神経の働きによって片方の鼻だけがつまるようになっていますが、花粉症が重症化すると両方同時につまってしまうこともあります。

一方、風邪の鼻づまりは粘膜が炎症を起こしている理由の他、ネバネバの鼻水が鼻孔を塞いでしまっていることも原因です。しかし、鼻の粘膜への刺激は多くないため重症化しにくいことがほとんどです。

目のかゆさ

  • ​花粉症の目のかゆさ→あり
  • 風邪の目のかゆさ→なし

花粉症で目がかゆくなる原因は、目に花粉が入ってくることで発症します。鼻と同じように目の粘膜が花粉によって刺激されヒスタミンなどを放出すると、目の血管が刺激され充血が起きたり、知覚神経が刺激されかゆみが生じます。花粉による目の症状は、かゆみ・充血・涙目の他にも、目やに・目の腫れ・かすみなども発症します。

風邪の症状には目のかゆみはほとんどありませんが、病原体の種類によっては目に炎症を伴う病気もあります。俗にプール熱と呼ばれる咽頭結膜熱は、目のかゆみの他、充血、目やにを伴い発熱やのどの痛みなど風邪のような症状に見舞われます。

熱があるかどうか

  • ​花粉症の熱→微熱程度なら可能性あり
  • 風邪の熱→高熱が出ることもある

体が発熱する仕組みは、体に有害物質が取り込まれると免疫細胞が熱を発して、その有害物質を死滅させようとします。菌やウイルスは熱に弱いため、発熱することで体から追い出すことができるからです。この原理と同じような症状が、稀に花粉でも引き起こされることがあります。体が花粉を有害物質として扱うことで、体が熱を発してしまうのです。微熱程度でおさまることがほとんどですが、人によっては悪寒や倦怠感を起こすこともあります。

天気で症状が変わるか

  • ​花粉症の天気の影響→晴れや風の強い日はひどい
  • 風邪の天気の影響→関係なし

花粉は、晴れた日で空気が乾燥していたり、風が強い日には空気中に舞い上がる量が増えるために、症状が重くなるケースがあります。一方で、風邪は天気に関係なく発症します、しかし、菌やウイルスは乾燥を好む性質があるので、空気が乾燥している冬場には感染しやすくなります。

ひばりさん
花粉は、雨の日なら大丈夫だよね!

カルナ博士
いいや、雨の日も要注意じゃ。雨の降り始めには、空気中の花粉が雨と一緒に地表に落ちてきて吸い込みやすくなるぞ。それに、雨の日に気圧が下がると、体のヒスタミン分泌が増えると言われているから、アレルギー症状が悪化する恐れもある!

ひばりさん
ひえー!雨の日でも油断ならないね!

症状が続く期間

  • ​花粉症の継続期間→数カ月続くこともある
  • 風邪の継続期間→1週間程度が一般的

風邪の症状は、体内で菌やウイルスに対する抗体が作られて体外へ排除されれば症状が改善しますが、花粉症は空気中の花粉を鼻から吸い込んでいる限り症状が続く傾向にあります。花粉の量でも症状が変化するので、一般的には花粉量が多い3月前後を中心に症状が重くなります。もっとも多くアレルギー反応を起こすスギ花粉は2月~6月くらいまで飛散し、その後はイネ花粉が秋くらいまで飛散しますのでほぼ一年を通して、空気中にはアレルゲン物質が含まれていることになります。

花粉症のくしゃみ7つの対策​

​ツラい花粉症のくしゃみを何とかしたい!そんな人に実践してもらいたい7つの対策をご紹介します。

​こまめな掃除で花粉を溜めない

普段生活している室内にも、窓から侵入した花粉や外出した際に髪や服に着いた花粉を取り込んでいる状態です。風が吹いていなくても人が動いて空気が流れれば、花粉が浮遊し出すためこまめな掃除が欠かせません。

床の掃除は、花粉が飛び回らないようにウエットシートで拭き取る方法がおすすめです。朝起きてすぐ、活動する前に拭き取ると効果的です。夜寝ている間に地面に落ちた花粉を一気に拭き取れるためです。​掃除機は花粉や埃が舞いやすいため除去しにくくなるので避けたほうがいいですね。棚や窓のサッシなど埃が積もりやすいところは濡れた布巾で静かに拭き取りましょう。布地のソファーや布団は花粉やハウスダストが溜まりやすくなっています。掃除機の布団専用ノズルや細い隙間用のノズルを使い丁寧に吸い上げましょう。

衣類についた花粉は落とす

外出した際は、衣類にたくさんの花粉がついています。特に綿の服よりもウールのセーターなどには花粉が付きやすい傾向にあります。衣類に花粉がつく原因は、単に服の毛に絡みつくだけでなく「静電気」です。静電気を起こしやすいセーター、フリース・ファーのついたコートなどは避けたほうが良い素材です。また、帰宅の際は玄関に入る前に手で軽く払い落としてから、転がすタイプの粘着テープでコロコロと花粉を取り除くと良いでしょう。

カルナ博士
花粉シーズンは洗濯物を外に干したり、布団を天日干しするのも嫌じゃのう。外に干したタオルなんかは、使った後にとってもムズムズしてしまうしな…。イヤだイヤだ。

ひばりさん
洗濯物はなるべく室内干しにしたり乾燥機を使うと楽になるね。布団はダニ対策も気になるし天日干ししたい!って人は、干した後に、掃除機の布団用ノズルを使って花粉を吸い取るのがいいですね。

カルナ博士
しかし、できれば布団の天日干しも避けたいところじゃ。湿気が気になるなら布団乾燥機がおすすめじゃよ。

 外出の時はマスク

外出する時はマスクをつけている人が多いと思いますが、なぜマスクをつけていますか?

ひばりさん
マスクをつければくしゃみした時に鼻水が出ちゃっても恥ずかしくないからだよ。マスクは鼻が隠れるから安心感があるよね!

カルナ博士
わしは、花粉が入ってこないようにマスクをつけとるよ。症状が軽減する感じもするしな。

 マスクの役割は一番に鼻や口への花粉の侵入を防ぐこと。また、マスクは保湿力もあるため、鼻やのどの粘膜を保護してくれる役割もあります。敏感になっている粘膜の刺激を和らげる働きもあるのです。しかし、マスクをしたからといって花粉症が治るといった効果はありません。主に花粉の侵入予防として使います。

マスクには様々な種類がありますが、花粉は粒子が大きいのでマスクで花粉の侵入を防ぐのは容易と言えます。「花粉除去99%」と書かれたものもありますが、ほとんどの市販のマスクは花粉を95%程度は除去できると言われていますマスクのフィルターの性能による違いはほとんどないと言えそうですが、ガーゼマスクよりも不織布マスクの方が漏れが少なくなります。

また、マスクを選ぶ際は肌との密着度」が大切です。肌とマスクの隙間から花粉が侵入することを防ぐために、マスクが顔の形にフィットするものが良いでしょう。鼻の凹凸にはワイヤーで形を変形し密着できるもので、プリーツ式であご辺りまで密着できりマスクのほうが隙間を少なくできます。

症状を和らげる食事

花粉症の症状を和らげるには、栄養バランスのとれた食事を心掛けることです。体の負担が大きい高脂肪・高カロリーな食事はさけ、加工食品や添加物の入った食事は免疫力低下にも繋がるため控えましょう。メインのたんぱく質メニューは青魚がおすすめです。サバ・さんま・アジなどの青魚にはEPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)が多く含まれ免疫バランスを整えてくれます。

花粉の症状を緩和するには、免疫バランスを整えると良いとされています。免疫バランスを整えることでヒスタミンの分泌を抑えて炎症を起こす程度を軽くしていきます。免疫バランスを整えたり、ヒスタミンの分泌を低下させる食材は「乳酸菌」「ポリフェノール」もおすすめです。

乳酸菌

乳酸菌は腸内に取り込まれると善玉菌を増やしてくれます。善玉菌が増え腸内環境が整うと免疫細胞が活性化しヒスタミンの分泌の低下を期待できます。「生きた乳酸菌を腸内に届けられる」と書いてある乳酸菌飲料が良いですね。ヨーグルトやヤクルト・カルピスなどです。

ポリフェノール

ポリフェノールには抗アレルギー作用があり、免疫バランスを整え炎症の原因であるヒスタミン等の化学伝達物質を抑える働きがあると言われています。他にも、老化の原因となる細胞の酸化を抑えてくれる抗酸化作用、抗疲労作用、抗肥満作用なども期待できます。ポリフェノールは、赤ワインやお茶などの飲み物やしそやトマトなどの食べ物にも含まれています。

​食材​ポリフェノールの種類
​緑茶・べにふうき茶​​カテキン​
​赤ワイン​​アントシアニン​
​ココア​​カカオポリフェノール​
​しそ​​ロズマリン酸​
​トマト(皮)​​ナリンゲニンカルコン​
​りんご​​りんごポリフェノール​
カルナ博士
逆に花粉症の症状を悪化させるであろうと言われている食べ物は甘いもの冷たいものじゃ。

ひばりさん
えー!知らなかったらたくさん食べちゃうよ。甘いものや冷たいものはなぜダメなの?

カルナ博士
甘い食べ物に入っている「白砂糖」は、体を冷やして免疫力が低下すると言われておる。さらにヒスタミン分泌を促す作用もあると言われているからじゃ。

ひばりさん
じゃ、冷たい飲み物や食べ物も同じだね。体を冷やして免疫力が低下してしまうのか…。冷たいものは爽快感があって好きだけど、油断は禁物だね。

カルナ博士
それから、粘膜の神経を刺激しやすいアルコール・たばこ・辛いものなどは控えたいのぅ。

 ツボ押し

花粉症のくしゃみや鼻水を解決するにはツボ押しもおすすめです。個人差がありますが適度な強さで押してください。お風呂に入りながら、テレビを見ながらでもOKです。

ツボ①迎香(げいこう)

鼻にあるツボです。鼻翼(鼻の穴の膨らんでいるところ)の外側中央あたりのくぼみ。左右両方押しましょう。

ツボ②大椎(だいつい)

首の後ろにあるツボです。首を前に倒した時に骨が出っ張る箇所のすぐ下に位置します。寝ながら腕を後ろに回すと押しやすくなります。

市販薬を使う

とりあえず今すぐにでもくしゃみをなんとかしたい!という人は、手間なく入手できる市販薬を試してみましょう。現在は病院の処方がなくても気軽に手に入る内服薬が豊富です。

花粉症の薬には主に4つの種類があり、それぞれ薬の働きや作用が異なります。

  • ​​抗ヒスタミン薬(ヒスタミンに直接作用する)
  • ケミカルメディエータ―遊離抑制剤(ヒスタミン分泌を抑える)
  • 抗ロイコトリエン薬(化学伝達物質ロイコトリエンに作用する)
  • ステロイド薬(炎症を鎮める、免疫を抑える)
ひばりさん
よくCMなどで見かけるような花粉症の薬は「抗ヒスタミン薬」が多いですよね。点鼻薬はステロイド薬が効き目が良いとされているよ。

かるな博士
内服薬と点鼻薬それぞれおすすめの商品を紹介しよう。

〈内服薬〉 久光製薬/アレグラFX

アレグラは医薬品と同じ成分量を配合していることでもよく知られています。抗ヒスタミン薬の一種で、くしゃみ・鼻水・鼻づまりなどの症状を緩和してくれます。花粉症の薬は、のどが渇いたり、眠くなる副作用がありますが、アレグラFXはそういった症状が起きにくいのも特徴です。食事を気にせずに服用できるところも使いやすい点です。

​価格​​2,037円/28粒(14日分)​
​1回服用量​​1回1錠(15歳以上)​
​服用方法​​1日2回 朝と夕いつでも​
​効能​​くしゃみ・鼻水・鼻づまりなどのアレルギー症状​
​薬の種類​​抗ヒスタミン薬​
〈成分〉
フェキソフェナジン塩酸塩 120mg、添加物:結晶セルロース・部分アルファー化デンプン・クロスカルメロースナトリウム・ステアリン酸マグネシウム・軽質無水ケイ酸・ヒプロメロース・ポビドン・酸化チタン・マクロゴール400・三二酸化鉄・黄色三二酸化鉄

Source: 久光製薬/アレグラFX

※服用方法や注意事項をよく読んでから服用してください。​

アレグラFX公式サイト

〈点鼻薬〉佐藤製薬/ナザールαAR

「ナザールαAR」は医療用と同成分量が含まれていて、花粉アレルギー専用の点鼻薬として販売されています。ヒスタミンに作用し炎症を鎮める他、ヒスタミンの分泌を抑える働きもあります。速効性もあり1~3日で効果を期待できるようです。花粉の時期に合わせて購入すれば最長3ヶ月使用できます。

​​価格​​​2,030円/10ml​
使用方法​​​1日2回 朝と夕いつでも ※症状により4回まで増減(18歳以上)​
​​効能​​​くしゃみ・鼻水・鼻づまりなどのアレルギー症状​
​​薬の種類​​​ステロイド薬​
〈成分〉
ベクロメタゾンプロピオン酸エステル 0.05g、添加物:セルロース・CMC-Na・プロピレングリコール・グリセリン・ポリソルベート80・ベンザルコニウム塩化物・クエン酸・香料(l-メントールを含む)

Source: 佐藤製薬/ナザールαAR

ナザールαAR公式サイト

カルナ博士
ステロイド薬は長期間の使用はNGじゃぞ。1年間に3ヶ月を超えて使用はできない。使用上の注意をよく確認して正しい使い方をマスターしよう。

 花粉症向けサプリを使う

薬が苦手な人はサプリメントを使うのがおすすめ。副作用も少なく安心して服用できるのが特徴です。

山田養蜂場/花粉ケアEX

ヒスタミンなどの分泌を抑える働きがあると言われている「プロポリス」を配合。フラボノイドやビタミン、ミネラルなどを豊富に含みイキイキとした体作りをサポートしてくれます。他にもローヤルゼリーの原料となる「花粉荷」やポリフェノールが豊富な「甜茶エキス」も含みます。栄養バランスを整え免疫力アップを目的として、アレルギー症状と戦える体をサポートしていきます。

〈プロポリス〉

プロポリスは皮膚細胞を活性化させる働きがあるとされ美容成分としても有名ですが、抗菌作用・抗炎症作用の働きや、免疫バランスを整える働きもあるとされています。鼻の粘膜の炎症を抑える働きをサポートしたり、アレルギー症状を予防する働きを期待できます。またプロポリスに含まれるフラボノイドは神経過敏になった鼻の粘膜を落ち着かせる役割があると考えられています。 

〈花粉荷〉

ミツバチが花粉を蜜で固めたもので、ローヤルゼリーの源となる成分です。ローヤルゼリーは女王蜂や幼虫の餌となるもので、美容や健康をサポートするアミノ酸やビタミン、ミネラル、カルシウムなどを豊富に含みます。現在でもローヤルゼリーの研究は解明途中ですが、動脈硬化や糖尿病の他、冷え・肩こり・うつ病・免疫力向上など様々な働きに作用するのではないかと考えられています。

〈甜茶エキス〉

甜茶は、花粉症の他にもアトピーや喘息といったアレルギー症状にも注目されるお茶の一種です。甜茶に含まれる「甜茶ポリフェノール」にはヒスタミンの分泌を抑制し炎症を抑える働きがあるとされています。

​価格​4,320円/120粒(約1ヶ月分)​
​1回服用量​​​1日4粒目安 いつでも服用可
​効果実感の目安​3ヶ月~半年
〈成分〉
甜茶エキス・麦芽糖・プロポリスエキス末・花粉荷粉末・セルロース・加工デンプン・ステアリン酸カルシウム・微粒二酸化ケイ素・セラック・カルナウバロウ

Source: 山田養蜂場/花粉ケアEX

花粉ケアEX公式サイト

違いがわからないならどの診療科?

くしゃみの原因が、風邪か花粉症か判断できない場合は、自分で薬を試すより病院で受診するのが一番確実です。

内科か耳鼻咽喉科を選択

病院へ行くなら「内科」または「耳鼻咽喉科」で受診しましょう。くしゃみは鼻の粘膜の炎症が原因ですので耳鼻咽喉科での受診が確実です。しかし、風邪であるか迷った時は内科でもOK。アレルギーが原因であっても診察をしてくれて薬の処方もお願いできます。診察の際は、「風邪か花粉かわからない」旨をしっかり伝えましょう。いつからどのような症状があるのかをメモしておくとスムーズですね。

花粉症の確定にアレルギー検査

病院で花粉症かどうかを診断するにはいくつかの検査方法があります。

鼻水の顕微鏡検査

アレルギーが原因で鼻水が出る場合は、アレルギーの時に見られる好酸球という細胞が鼻水に多く含まれます。顕微鏡で鼻水を観察し細胞の量を確認します。

血液検査

血液検査をするとアレルゲンに対する抗体が高くなっているかどうかが分かります。抗体の強さを段階分けしてアレルギー反応の強弱を知ることもできます。何のアレルゲン物質が反応しているかも分かるので、スギ花粉かヒノキ花粉かといった選別の他、ハウスダストやダニアレルギーといったことも知ることができます。

鼻の視診

鼻の粘膜の状態や鼻水の状態を観察します。診察してもらうと、稀に副鼻腔炎など他の病気である場合もあります。

皮膚テスト

皮膚に少し傷をつけてアレルゲンエキスを垂らしてから反応を見る検査方法もあります。プリックテストとも言われ、検査方法が容易でスピーディに診察できるのがメリットです。

ひばり
アレルギー検査を受けると症状の原因になっている物質が特定できるから、何に気を付けたらいいかも把握しやすいね。花粉かと思っていたのにダニアレルギーだったなんてことになったら家の中の掃除が先決だよ。

カルナ博士
くしゃみや鼻水が止まらない場合は、他の病気である可能性も否定できんな。放っておいたり適切な治療を受けずにいると重症化することもあるから、しっかり診察してもらうことも大切じゃ。

病院で受ける花粉症の治療

病院で受ける治療方法には、薬の処方の他、症状を改善する手術も行えます。

薬を使った治療

現在は市販薬でも病院で処方される薬と同レベルの成分を配合したものが気軽に購入できるようになりましたが、市販薬は少し割高です。病院で処方してもらえば健康保険が使えるので、効き目の高い薬が安全に安く手に入ります。また、持病を持っていたり、市販薬を使っても効果を感じられないような人は、病院で処方してもらうことをお勧めします。

病院で頻繁に処方される内服薬は、抗ヒスタミン薬の「アレグラ」「アレジオン」「アレロック」などやステロイド薬の「セレスタミン」が使用されます。市販薬よりも副作用が軽減された新薬を積極的に使ったり、個人の症状や薬アレルギーの状態を見て処方してくれます。

点鼻薬は効果の高いステロイド薬がよく処方され「アラミスト」「ナゾネックス」と言われる薬が使われます。

手術による根本治療

花粉症の手術は、主に鼻の神経の反応を抑える手術と鼻の粘膜の炎症を抑える手術があります。

手術例①下甲介粘膜焼灼術(レーザー手術・アルゴンガス凝固術)

鼻の粘膜を炭酸ガスレーザーで浅く焼いて腫れにくい粘膜にする手術です。手術の危険性や後遺症がないので安全に行えると言われています。局所麻酔薬を染み込ませたガーゼを鼻の中に入れてから行うので痛みがなく、出血もほとんどありません。15分程度で完了するので日帰りで行えます。手術後は軽いやけどのような状態になっていますが、4週間程度でかさぶたが取れて新しい粘膜が再生します。

手術例②後鼻神経切断手術

アレルゲン物質によって刺激されている、鼻の知覚神経を切断して症状を改善する手術です。内視鏡を用いて鼻の中で行い、くしゃみと鼻水を出す神経を切断します。

カルナ博士
手術というと大袈裟なイメージがあるが、痛みも少なく日帰りで簡単にできる手術なんじゃ。薬を飲んでも効き目が継続しないような重度の花粉症なら手術が効果的かもしれんな。

ひばりさん
手術は鼻の中で行うから、皮膚に手術跡が残ったり痛みが続いたりしないから心配も少ないね。怖がらずに一度相談してみるのもいいかもね。

くしゃみ続くなら花粉症の疑い

高熱や喉の痛みなどの風邪っぽい症状がなく、鼻がムズムズしてくしゃみが止まらないといった状態なら花粉症の可能性が高いです。自分で改善できる方法もたくさんあり、市販薬の種類も豊富なのでいろいろ試してみるのもいいでしょう。しかし、症状が重度だったり薬を飲んでも改善しない、副作用を感じたという場合は積極的に病院で受診をしましょう。ツラい症状は放っておかずに効果的な対策をどんどん取り入れてみてくださいね。


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