目次
コンタクトレンズはきちんと比較して選びたい!

たくさんの種類があり過ぎて、どれを選んでいいか迷ってしまうコンタクトレンズ選び。目の中に入れるものなので、きちんと自分に合ったものを選びたいですよね。
そんな悩みに応えるべくコンタクトレンズ使用者に話を聞くとともに、販売されているレンズを実際に購入し調べてきました!
- 調べたコンタクトレンズの数⇒40種類
- コンタクトレンズ使用者へのインタビュー⇒100人以上
- コンタクトレンズ購入額⇒10万円以上
コンタクトレンズの基本的な解説とともに、数ある中から調べた上でおすすめを紹介します。初めてコンタクトレンズを選ぶ人から他にいいコンタクトレンズはないだろうかと迷っている人まで、ぜひチェックしてください!
【タイプ別】コンタクトレンズの特徴

コンタクトレンズはハードコンタクトレンズとソフトコンタクトレンズの2種類があり、その中でも長期間使用できるか使い捨てかどうかで分かれています。
1day使い捨てコンタクトレンズ
1日使用したら捨てるタイプのコンタクトレンズです。メリットは1日のみの使用なので、使用後のケアが必要なく極めて衛生的に使えること。
スポーツをする時や旅行時などたまにしか使わない人、手間なくコンタクトレンズを使いたい人におすすめです。
デメリットは1日だけしか使えないので、2weekや1month、長期間使用できるコンタクトレンズと比べると比較的高価であることです。使用頻度が高ければそれだけランニングコスト、つまり維持費がかかることになります。
コストは1日あたり168円程になります。片眼1箱30枚入りで、2,500円〜3,000円ほどの商品が多く、コスパはもっとも高くなります。
2week/1monthコンタクトレンズ
一定期間使用したら捨てるタイプのコンタクトレンズです。2weekと1monthの2種類があり、2weekレンズは使用している人も多く、もっとも主流であるともいわれています。
メリットは1dayレンズよりコスパが良いという点で、ハードコンタクトと比べてずれにくいのでスポーツを頻繁にしたり、日常でコンタクトレンズ を使う人に選ばれています。
デメリットは1回の使用毎にケアが必要になる点です。コンタクトレンズは医療器具なのできちんとケアしないと目の病気にかかる恐れもあるので注意が必要です。
コストは1日あたり約78円ほどで、片眼1箱6枚入りで、1箱2,500円〜3,000円ほどの商品が多いです。
ハードコンタクトレンズ
長期間使用する人向けのコンタクトレンズです。レンズ寿命は約2〜3年と長く、硬いレンズで1dayや2weekなどと比べ酸素透過率がよく視力矯正効果に優れることがメリットです。
1週間連続して装用できるタイプもあるのでライフスタイルが不規則な方にもおすすめです。
デメリットはレンズの直径が小さく、ずれたり外れやすいこと。相手と接触をするようなスポーツをしている方には不向きです。また、レンズが硬いため最初はレンズに慣れにくいようです。
コストは1日あたり約43円ほど。1箱2枚入りで10,000円〜15,000円前後の商品が多いですが、中には5,000円前後の商品もあります。コスパはもっとも安いです。
ソフトコンタクトレンズ
使い捨てではない長期間使用できるコンタクトレンズです。名前の通りハードコンタクトレンズより柔らかいレンズ素材で、レンズ寿命は約1年〜1年半ほど、外れにくく眼にも慣れやすいのがメリットです。
毎日の手入れが必要ですが、使い捨てコンタクトレンズよりコスパを抑えたい人におすすめです。
デメリットとしては、あまり主流ではないため、種類が少ないことです。コストは1日あたり約65円で、1箱2枚入りで10,000万円前後のレンズが多く見られます。
コンタクトレンズの選び方2つ

コンタクトレンズを選ぶ際に注目したいポイントです。
酸素透過率で選ぶ
コンタクトレンズを選ぶ上で欠かせないポイントが、レンズがどれだけ酸素を通すのかを表した酸素透過率です。
コンタクトレンズ装用時には、レンズが角膜を覆った状態になるため裸眼時に比べると瞳に酸素が行き渡りにくくなります。
ハードレンズの場合は、ソフトレンズと比べ直径が小さいので角膜を覆う面積も小さく酸素透過率が高いです。
ですが、ハード・ソフトレンズに関わらず商品によって酸素透過率が異なってくるので、なるべく酸素透過率が高いものを選ぶようにしましょう。
快適に過ごしたいのであれば、目安として酸素透過率は100.0Dk/L以上を選ぶようにします。
ベースカーブの数値で選ぶ
ベースカーブとはレンズの曲がり具合のことです。初めての場合は眼科医と相談しながら選ぶので、その時点でのベースカーブを目安にしてコンタクトレンズを選びます。
よほどの理由がない限りは、同じベースカーブを選んだ方が不具合は少ないです。ベースカーブが0.3ずれると眼に不具合を感じるようになるといわれています。
どうしてもつけたいコンタクトレンズのベースカーブが異なる場合は、独断せず眼科医に相談しましょう。
現在は通販サイトでもコンタクトレンズを販売していることが多いですが、コンタクトレンズは高度管理医療機器の扱いになるので、購入をする場合は必ず眼科医を受診し処方をする必要があります。
定期的に受診をしているという人であれば通販サイトからの購入も1つの方法ですが、初めての人は特に品質の保証や目へのリスクを考え、眼科で処方箋を出してもらったうえでコンタクトレンズの販売店で購入するようにしましょう。
おすすめの1dayコンタクトレンズ3選

1dayのおすすめコンタクトレンズです。
デイリーズトータルワン
\水分三層で高い酸素透過率/

Source: 公式サイト
- 編集部評価:★★★★★ 総合95点
- 価格:3,400円
- 酸素透過率:156Dk/L
- ベースカーブ:8.5/8.8
- メーカー:アルコン
レンズ表面の含水率は80%以上、レンズコアは33%の水分三層で快適なつけ心地が得られるアルコンのデイリーズトータルワン。「長時間付けていても、乾かない」と人気のコンタクトレンズです。
酸素透過率が156Dk/Lと高く、従来品よりも約6倍も高くなっているので瞳に優しいのも嬉しいポイントです。
ワンデーアキュビュートゥルーアイ
\眼に負担のないつけ心地で快適/

Source: 公式サイト
- 編集部評価:★★★★★ 総合92点
- 価格:2,500円
- 酸素透過率:118Dk/L
- ベースカーブ:8.5/9.0
- メーカー:ジョンソンエンドジョンソン
裸眼時と比べて約98%の酸素を瞳に通すシリコーンハイドロゲルを素材にし、独自のテクノロジーでなめらかなで負担の少ないコンタクトレンズです。
保湿成分を配合して水分をキープしつつ、UVカットを施している、「瞳に優しい」にこだわったレンズです。
ワンデーアキュビューオアシス
\夜まで疲れ知らずの瞳に/

Source: 公式サイト
- 編集部評価:★★★★★ 総合90点
- 価格:3,400円
- 酸素透過率:121Dk/L
- ベースカーブ:8.5/9.0
- メーカー:ジョンソンエンドジョンソン
ワンデーアキュビュートゥルーアイより酸素透過率が高く、乾燥しにくいのが特徴のコンタクトレンズです。
目の表面と似た保湿成分を配合し、瞳と一体化するかのようなレンズと鮮明な視界は、トゥルーアイからの科学的な進化と言えます。ただし、トゥルーアイと比べ価格が高くなるため、コスパは低く感じる人もいるようです。
おすすめの2weekコンタクトレンズ3選

2weekのおすすめコンタクトレンズです。
アキュビューオアシス
\快適なつけ心地がずっと続く/

Source: 公式サイト
- 編集部評価:★★★★★ 総合95点
- 価格:2,350円
- 酸素透過率:147Dk/L
- ベースカーブ:8.4/8.8
- メーカー:ジョンソンエンドジョンソン
2weekレンズの中でも、トップクラスの酸素透過率であるとともにつけ心地が高く評価されているのがアキュビューオアシスです。
レンズ全体の水分保持力を高める保湿成分を配合し、乾燥しにくくなめらかなレンズで違和感なく装着できます。数あるコンタクトレンズの中で、眼科医もアキュビューシリーズを勧めることが多く、シェアはNo.1です。
エアオプティクスプラスハイドラグライド
\潤い成分をプラスし瞳の心地よさを持続/

Source: 公式サイト
- 編集部評価:★★★★★ 総合93点
- 価格:2,300円
- 酸素透過率:138Dk/L
- ベースカーブ:8.6
- メーカー:アルコン
ハイドラグライドモイスチャーマトリックスという機能でレンズに涙を引き寄せ潤いが続く、エアオプティクスプラスハイドラグライドです。乾燥しにくく、保護膜で皮脂汚れを防ぐので汚れにくいという特徴を持っています。
従来品のエアオプティクスアクアにさらに潤いがプラスされたコンタクトレンズです。基本性能はほとんど変わらないので、エアオプティクスアクアを使っていた人におすすめです。
バイオフィニティ
\圧倒的なつけ心地と高い酸素透過率/

Source: 公式サイト
- 編集部評価:★★★★★ 総合92点
- 価格:2,600円
- 酸素透過率:160Dk/L
- ベースカーブ:8.6
- メーカー:クーパーヴィジョン
酸素透過率が160Dk/Lという圧倒的なつけ心地でとにかく快適と評判のバイオフィニティです。従来のコンタクトレンズ と比べて約7倍の酸素透過率、独自のシリコーン素材で軽いつけ心地と汚れにくい、次世代のコンタクトレンズです。
価格は少し高くなりますが今までのコンタクトレンズでは満足できないという人はぜひ1度は試してみる価値ありのレンズです。
おすすめのハードコンタクトレンズ3選

ハードコンタクトレンズは最初に支払う価格が高いので選び方が重要です。
メニコン メニコンZ
\特殊な素材でつけ心地アップ/

Source: Amazon
- 編集部評価:★★★★★ 総合95点
- 価格:12,000円
- 酸素透過率:163Dk/L
- ベースカーブ:調整可能
- メーカー:メニコン
メニコンZは、新素材ZOMAを使用しレンズ自体の強度アップ、優れた酸素透過率を実現したコンタクトレンズです。
ハードレンズはソフトレンズに比べて直径が小さく瞳に酸素が行き渡りやすいので、快適な装用感が得られるのが特徴です。
個人差はありますが、医師の指導のもとで最長1週間の連続装用も可能になっています。またハードコンタクトレンズなので視力矯正力にも優れUVカット効果もあります。
シード シードS-1
\潤いを保持し、汚れもつきにくい/

Source: Amazon
- 編集部評価:★★★★★ 総合93点
- 価格:12,000円
- 酸素透過率:151Dk/L
- ベースカーブ:調整可能
- メーカー:シード
シードの独自技術である「クラフト重合」はレンズが乾きにくく、着け心地も快適でクリアな視界を生み出します。レンズを潤いで包み込み、脂質やタンパク質などの汚れもガードして曇りを防ぎます。
シードS-1も同じく個人差はありますが眼科医指導のもと最長1週間までの連続装用が可能です。
HOYA マルチビューEX
\現代人の眼を考えたレンズ/

Source: Amazon
- 編集部評価:★★★★★ 総合90点
- 価格:14,000円
- 酸素透過率:125Dk/L
- ベースカーブ:調整可能
- メーカー:HOYA
コンタクトレンズ使用者の中にはPCやスマホ、書類など近くの物を見る機会が非常に多く、疲れやすいと言われています。そんな悩みを解決するのがマルチビューEXです。
遠くはもちろん近くのものまで見やすくするプログレッシブ・レンズ設計を採用しており、現代人の目にあったハードコンタクトレンズと言えます。近くを見る機会が非常に多い方は候補に入れる価値ありです!
おすすめの遠近両用コンタクトレンズ3選

眼の老化とともに現れる見えづらさを解消します。
エアオプティプスアクア 遠近両用
\アルコン独自のデザインで見えやすい/

Source: Amazon
- 編集部評価:★★★★★ 総合94点
- 価格:2,500円
- 酸素透過率:138Dk/L
- ベースカーブ:8.6
- メーカー:アルコン
自然な見え方を追求したアルコンのエアオプティクスアクアの遠近両用は、近くから遠くまでをみるための度数が1枚のレンズに配置されています。
アルコンは独自の度数分布で違和感なく物が見えるように設計されています。2weekに加え1dayもラインナップされているので生活に合わせて使いやすくなっています。
シード マルチフォーカルO2ノア
\初めてでも使いやすい遠近両用レンズ/

Source: 公式サイト
- 編集部評価:★★★★★ 総合93点
- 価格:13,500円
- 酸素透過率:156Dk/L
- ベースカーブ:調整可能
- メーカー:シード
遠くを見るゾーンを広く取り、遠くの見え方に特化したハードコンタクトレンズのマルチフォーカルO2ノアです。遠近両用レンズが初めての方におすすめです。
ハードレンズなので酸素をよく通すので瞳に優しく連続装用も可能になっています。度数もかなり低く設定できるようになっているので、軽度の人でも安心です。
メダリスト プレミア マルチフォーカル
\シリコーンハイドロゲルで快適なつけ心地/

Source: 公式サイト
- 編集部評価:★★★★★ 総合91点
- 価格:3,800円
- 酸素透過率:101Dk/L
- ベースカーブ:8.6
- メーカー:ボシュロムジャパン
手元から遠くまで自然に見える、ボシュロム独自のマルチフォーカル構造を取り入れたコンタクトレンズです。
シリコーンハイドロゲルで酸素透過性がよく瞳に優しく、レンズ表面の加工処理で潤いが続くようになっているので、ドライアイを防ぐとともに汚れもつきにくくなっています。
度数調整も軽度からできるのでハードレンズが初めての人にもおすすめです。
おすすめの乱視用コンタクトレンズ3選

特に暗い場所で見えにくくなる乱視用のコンタクトレンズです。
メニコンプレミオトーリック
\装用感を向上させるデザイン/

Source: 公式サイト
- 編集部評価:★★★★★ 総合94点
- 価格:2,600円
- 酸素透過率:129Dk/L
- ベースカーブ:8.6
- メーカー:メニコン
装着感を向上させるために独自の「ハイブリッド トーリックデザイン」を採用しているメニコンプレミオトーリックです。
乱視用では装着感というのが非常に重要になりますが、その点の評価は非常に高いです。シリコーンハイドロゲル素材で高い酸素透過性もあるのでつけ心地も快適です。
アキュビューオアシス乱視用
\レンズを安定させる独自デザイン/
Source: 公式サイト
- 編集部評価:★★★★★ 総合93点
- 価格:2,500円
- 酸素透過率:129Dk/L
- ベースカーブ:8.6
- メーカー:ジョンソンエンドジョンソン
まばたきでレンズを安定させる独自の「アイリッド・スタビライズド・デザイン」を採用し視界がブレず、快適な視界を確保できるコンタクトレンズです。
また、レンズのエッジを薄くしているので、まばたきの際にまぶたへの刺激が少ないとされています。UVカットを取り入れているレンズは多くないので、その点も嬉しいポイントです。
ロートモイストアイ乱視用
\素材と高い酸素透過性で負担を軽減/

Source: 公式サイト
- 編集部評価:★★★★★ 総合90点
- 価格:3,500円
- 酸素透過率:116Dk/L
- ベースカーブ:8.7
- メーカー:ロート
シリコーンハイドロゲル素材を採用した高い酸素透性と目への馴染みやすさが特徴のコンタクトレンズです。装用時の負担を軽減し、快適なつけ心地を実現します。
レンズの厚みも均一にすることで、姿勢が変わっても視界をブレにくくなっています。
コンタクトレンズの気になるQ&A

コンタクトレンズを使っている中で「これってどうなんだろう?」と疑問に思うことありませんか。
交換期間が過ぎて使い続けても大丈夫?
交換期間を過ぎたものは、品質が保証できないので必ず交換するようにしましょう。
たとえ未開封のコンタクトレンズでも、滅菌状態が保証できないので、交換期間は過ぎたレンズは捨てて新しいものに交換しなければなりません。眼のトラブルを防ぐためにも使用期間は必ず守りましょう。
洗浄液がないときは水道水で代用できる?
雑菌が繁殖しやすいため、必ず専用の洗浄液で洗浄してください。
ハードレンズの場合は、比較的雑菌が繁殖しにくいとはいわれていますが、やはり体の中に入れるものなので、専用の洗浄液で行うようにしましょう。
コンタクトレンズにUVカット効果はあるの?
UVカットを取り入れているコンタクトレンズもあります。
紫外線B波、A波を約90%以上カットする効果があるといわれていますが、メーカーによって異なるので購入時に確認しましょう。
今話題のシリコーンハイドロゲルとは何?
低含水率でも乾燥しにくく、高い酸素透過性を持っているので、瞳への負担が少ないとされる新素材です。
従来はHEMA(ヘマ)という含水率をあげて装用感の向上と酸素透過性を高めていましたが、乾燥しやすいということがデメリットになっていました。その欠点を補うのがシリコーンハイドロゲルです。
自分に合ったコンタクトレンズで快適に過ごそう!

コンタクトレンズの種類は本当にたくさんあり、体の中に入れるものなので、合う合わないが出やすいと言えます。
レンズの基礎知識とともに基本性能はもちろん大事ですが、つけ心地が自分に合っているかどうかを見極めることも重要になってきます。
自分に合ったコンタクトレンズで快適に過ごすためにも使い始めは1種類だけではなく何種類かのレンズを試すということも大事です。メーカーによっては無料で試すこともできるので、うまく活用してみましょう。
長い付き合いになるであろうコンタクトレンズをしっかりと選んで快適に過ごしてください!