花粉症シーズンをバナナでおいしく乗り切れる!?噂を検証!

花粉症シーズンをバナナでおいしく乗り切れる!?噂を検証!

zJMF5yg4.jpg

花粉症の症状、目のかゆみや鼻水をバナナで対策できることはご存知ですか?ある実験によって発表された花粉症への効果を大公開!詳しい解説と対策方法、意外と知られていないバナナアレルギーについてもお伝えします。

シェアする

​花粉症対策、そろそろしておかないと…​

春や夏にかけてやってくる花粉の時期。花粉症を患っていると、この時期は大変憂鬱な時期と思われる方は多いのではないでしょうか。花粉症患者の中でも特に多いと言われる「スギ花粉」、関東地方に関しては年中花粉が飛んでいると言われているのはご存知ですか?しかし、もっとも花粉の飛ぶ季節は2月から5月まで。この時期を乗り越えるためには花粉症対策が必須です。今回は花粉症対策に効果があると言われている「バナナ」について解説します!花粉症で悩んでいる方必見です。​

バナナは花粉症にいい!といえる理由​

バナナ 栄養成分表​

​バナナ約1本に対する成分
​エネルギー​86kcal
​水分​75.4g
​たんぱく質​1.1g
​脂質​0.2g
​炭水化物​22.5g
​灰分​0.8g
​ナトリウム​微量
​カリウム​360mg
​カルシウム​6mg
​マグネシウム​32mg
​リン​27mg
​鉄​0.3mg
​亜鉛​0.2mg
​銅​0.09mg
​マンガン​0.26mg
​カロテン​56μg​
​ビタミンB1​0.05mg
​ビタミンB2​0.04mg
​ナイアシン​0.7mg
​ビタミンB6​0.38mg
​ビタミンC​16mg
​ビタミンE​0.5mg
​葉酸​26μg​
​パントテン酸0.44mg​
​食物繊維総量​1.1g
​水溶性食物繊維​0.1g
​不溶性食物繊維1.0g

腸内環境を整える食物繊維が豊富でバランスよく入っている

​花粉症によるアレルギー反応、つまり鼻水が出てしまうことやくしゃみが出てしまうことを抑制するには、まず腸内環境を整えると良いと言われています。それは、腸内環境によって免疫力が左右されてしまうと言われているからです。腸内環境が悪ければ免疫力も低下すると言われています。その逆で、腸内環境を良くすれば免疫力がアップし、アレルギー症状が軽くなると言われているのです。

バナナは食物繊維が多く含まれています。水溶性・不溶性を合わせるとバナナ100gに対し約1.1gの食物繊維が含まれているそうです。食物繊維は便秘などを改善させる働きを促すため、腸内環境を整えるにはとても重要な栄養と言えます。

免疫機能をスムーズに動かすビタミンB6

​ビタミンB6はピリドキシンとも言われ、水溶性ビタミンB群の一種です。ビタミンB6は100種類ほどの酵素の働きを助ける役割があり、これはたんぱく質からエネルギーを作り出す代謝の過程で必要なものと言われています。ビタミンB6の主な効果、働きは成長を促進することや、脂肪肝、動脈硬化の予防、神経機能を正常に保つ効果、アレルギー症状を緩和する効果などです。中でも花粉症に役立つ働きが「アレルギー症状の緩和」となります。

ビタミンB6を摂取することで免疫のバランスを正常な状態にし、アレルギーの症状を緩和できるということが近年知られてきました。花粉症やその他のアレルギー症状は基本的に治りにくいよ言われていますが、免疫機能をスムーズに動かすビタミンB6は症状を軽減させてくれる可能性が高いとされているのです。

ポリフェノールの抗酸化作用

​熟してシュガースポットができたバナナにはポリフェノールが多く含まれていると言われています。耳にすることが少なくはないポリフェノールですが、その働きはご存知ですか?ポリフェノールは脂肪燃焼を促進する働きや肌を紫外線から守ってくれる働き、血流を改善する助けをしてくれる働きなど、万能な役割をしてくれます。

さらに肝心な働きは、花粉症の症状を和らげてくれることです。様々な働きをしてくれるポリフェノールの注目ポイントは抗酸化作用。花粉症への効果として、アレルギー反応による炎症で大量に害のある活性酸素が発生するところを、ポリフェノールの抗酸化作用によって活性酸素を分解し、炎症を和らげてくれるのです。

カルナ博士
ポリフェノールにはさまざまな嬉しい働きがあるんじゃな。しかし、バナナに含まれるポリフェノールはどのくらいの量なのじゃ、ひばりくん?
ひばり
そんな説明もいるの、博士?可食部100gあたりの含有量を比較すると大体……​ブドウやグレープフルーツが1000㎍に満たない程だけれど、バナナは1000㎍から1500㎍くらいあるの。緑茶が1500㎍に満たない程だから、バナナの含有量は結構多いってわかるでしょ。

筑波大学での研究「スギ花粉のくしゃみ」に効果アリ!?​

2010年スギ花粉症を発症させたマウスへのバナナ摂取実験

​2010年、現筑波大学医学医療系教授の谷中教授によるスギ花粉症を発症したマウスにバナナを毎日食べさせるという実験が行われました。その結果「生体内の白血球の数が増えることやアレルギーの指標である好酸球の数の増加を抑制する効果がある」ということがわかり、バナナはスギ花粉によるアレルギーを抑制できる働きがある可能性が示唆されたのです。1970年代から花粉症にかかる患者は徐々に増え、現在では日本人の約3人に1人は発症していると言われています。

花粉症によるアレルギー反応を抑える薬は様々なものが売られていますが、大半のものが眠気を生じさせてしまったりと、副作用が強く、生活している中で使いづらいという声は少なくありません。そのような中で、谷中教授はバナナの多様な機能性に着目し、検討を行ったとされています。

2013年のヒトへの臨床実験

​2013年にはマウスの実験結果を踏まえ、ヒトにおいてもバナナを摂取することでスギ花粉症の症状が予防、軽減できる可能性を想定し、スギ花粉症の患者52名を対象に臨床実験が行われました。1日あたりバナナを約日本、8週間摂食した26名のグループと8週間全くバナナを摂食しない26名のグループで実験を行い、結果、バナナを8週間摂食し続けた26名はスギ花粉症の症状の悪化が摂食していないグループよりも有意に抑制されることがわかったのです。

これにより谷中教授は「バナナを定期的に摂食することで、スギ花粉症患者のアレルギーによる自覚症状の悪化を抑制できると判断し、今後はメカニズムの解明とより効果的なバナナの摂り方など、研究を進めていく」と発表されています。

あくまで「スギ花粉のみ」科学的には立証されていない

​これらの実験は、あくまでもスギ花粉症患者、マウスによる実験です。また、メカニズムは未だ解明されておらず、科学的に立証されているものではありません。バナナに関するスギ花粉症以外への効果は調べたところ、情報はありませんでした。スギ花粉で毎年悩んでいる方は、是非バナナを試してみてはどうでしょうか?

花粉症が悪化した!?理由は「バナナアレルギー」​

ブタクサに反応する人は要注意!「口腔アレルギー症候群」

​近年増加していると言われている、花粉症患者による発症が多い「口腔アレルギー症候群」をご存知ですか?口腔アレルギー症候群とは、ある果実や野菜によって口腔内にアレルギー症状が出てしまう病気です。症状は様々で、口唇や舌、咽頭が痒くなったり腫れたりする場合があると言われています。

バナナを摂取してこのような症状が出てしまう可能性がある花粉症の方は、ブタクサの花粉に反応してしまう花粉症の方です。また、口腔内以外でも症状が確認されており、蕁麻疹が出たり、通常の花粉症の症状の悪化、吐き気や腹痛、めまい、下痢など様々な症状に襲われてしまう可能性もあると言われています。​

「ラテックス-フルーツ」症候群なんてのも

​ゴム製品などに含まれているラテックス(ゴムの木の樹液)という物質から体を守ろうとする免疫反応によって、蕁麻疹や水膨れなどの症状がでてしまうことをラテックスアレルギーと言います。ラテックスフルーツ症候群とは、主にラテックスアレルギーを持っている方がバナナやアボカド、キウイなど、ラテックスのたんぱく質と果実に含まれるたんぱく質の構造が似ていることから、果実を摂取したときにもラテックスに対抗する作用が働いてしまい、体にアレルギー反応を起こしてしまうアレルギーです。

花粉症とは違いますが、バナナを摂食する場合には確認する必要性があります。​

離乳食でバナナを使うときの注意点

どのような食べ物でも、アレルギーを発症する可能性はゼロではありません。中でもバナナは意外とアレルギーを発症する可能性としてはやや高めであり、要注意食材とも言われています。口腔アレルギー症候群のようなアレルギーは、特に加熱されていない食材に起こることが多いようです。

初めて食べる時の与え方

赤ちゃんに食べさせる場合、初回は1回の食事でバナナを少量与えましょう。食後1~2時間後に症状は現れるので、口の中やお腹の調子をこまめにチェックすることが重要です。気になる症状が出始めた場合、すぐに病院で受診してもらいましょう。​

セロトニンが鼻炎症状を引き起こすかも

バナナにはセロトニンという成分が多く含まれており、時に鼻炎症状を引き起こしてしまうと言われています。しかし、加熱することによってその症状は抑えられるとも言われています。花粉症にはセロトニンは良くないという意見もあれば、セロトニンは健康に良いという説もあり、あまり明確にされていません。

しかし、セロトニンは花粉症の症状を引き起こしてしまうという意見が強く、バナナを大量に摂取すると花粉症を悪化させてしまうかもしれません。その症状が出る人は全員ではないので、症状が悪化してしまった場合は、控えるようにしましょう。​

バナナで花粉症対策におすすめの食べ方

おすすめの食べ方のポイント

  • 食べるのは8週間前から1日2本!
  • シュガースポットを意識
  • ヨーグルトと一緒に
  • ホットバナナで甘味アップ!

8週間前から、1日2本

花粉症の症状が出てからバナナを食べるのではなく、花粉症になる前にバナナを食べるようにしましょう。深刻な症状が出てしまってからでは、バナナの効果が十分に発揮されません。日本気象協会でも、関東のスギ花粉は1月下旬から気を付けたほうがいいとされています。

つまり、花粉症が本格的に流行る2月~5月を目安に考えて、少なくとも8週間前からバナナ対策を行っておくことが大切なのです。また、本数は1本よりも2本のほうが、より花粉症に対する免疫が強くなる傾向が出ています。8週間前から、1日2本のバナナを食べて、体の内側から花粉に負けない体質を作っていきましょう。

できるだけ「シュガースポット」のあるものを

シュガースポットとは、バナナが成熟すると皮に現れた斑点のようなものです。斑点は黒から茶系の色をしています。シュガースポットが出てくると、糖度が増して甘くなっているということが分かるので、シュガー(甘い)スポット(目印)という意味の名前が付けられました。

シュガースポットが現れるような、成熟したバナナにはポリフェノールが多く含まれています。成長が未熟なバナナを食べるよりも、シュガースポットのあるバナナを食べたほうが、より花粉症に対して強い体を作れるようになります。

ヨーグルトと一緒に

​花粉症に効くとされている乳酸菌が豊富に含まれたヨーグルト。乳酸菌が直接花粉症に効くわけではないのですが、乳酸菌で腸を整えることによって花粉症予防につながるとされています。ヨーグルトとバナナを合わせて一緒に食べれば、花粉症対策に繋がる栄養素を一度にたくさん摂取することができるのでおすすめです。​

ホットバナナで甘味UP&腸を整える

​シュガースポットのないバナナでも、レンジなどで温めることによって甘味を約20%もUPさせることができます。甘味がUPすることによってポリフェノールを増やすことができるので、花粉症対策をより効率的に行うことができるのです。また、温かいものを食べることで腸が活性化し、腸を整えやすくなります。便秘解消にも効果的です。​

まだある!花粉症にいいと言われる食べ物・飲み物​

レンコン

おせち料理や煮物などの材料として使われることの多いレンコン。実は、レンコンに含まれるタンニンという成分に、ポリフェノール効果が含まれているとされているのです。レンコンが花粉症に効くのかどうか、実際に研究を行った埼玉医科大学の和合教授は、花粉症の人に9週間レンコンのエキスを飲んでもらったところ、アレルギーの指標となる血液中の抗体の量が減ったと発表しています。

また、テレビ「得する人損する人」でも、レンコンが花粉症に効くと紹介されたことで、辛い花粉症に悩む多くの方からレンコンの成分に注目が集まるようになりました。

青背の魚

​青背の魚として有名なあじ、さば、いわしなどの魚も花粉症に効くと期待されています。なぜなら、青背の魚にはEPAやDHAといわれる不飽和脂肪酸が多く含まれているからです。これらの物質を摂取すると、アレルギー症状を引き起こす原因となるロイコトリエンという物質の原料である細胞膜の脂肪酸が、EPAやDHAに変換されるのです。

結果的に、アレルギー症状を引き起こす物質が少なくなることによって、抗アレルギー作用をもたらすのではないかと言われています。

えごま油

えごま油とは、「荏胡麻(えごま)」と呼ばれるシソ科の植物の種子から取り出した油のことです。えごま油にはα-リノレン酸という物質が多く含まれており、この物質は体内で生成することができず、体外から摂取しなければなりません。えごま油が健康食として注目を集める理由はここから来ているのです。

α-リノレン酸は、体内に取り込まれると、上記でも説明したEPAとDHAに変化します。EPAとDHAはアレルギー症状を抑える効果が期待されているだけでなく、血液の流れを良くしてくれたり、認知症予防になったりと、体にとって嬉しい様々な効果を発揮してくれるのです。花粉症対策を行いながら健康的な食生活を送ることができます。

ヤクルト・カルピス

​ヤクルトやカルピスには、多くの乳酸菌が含まれています。乳酸菌は体の免疫力を整える効果や、アレルギー症状を抑える効果があるとされているので、花粉症にも効果があると期待されているのです。ヤクルトやカルピスといった名前の付いているもの全てに乳酸菌が含まれているわけではないので、購入する前に成分表をチェックすることは欠かさないようにしましょう。

バナナの甘さに頼ってみませんか?

​花粉症にかかってしまうと、花粉が飛ぶ時期、憂鬱な気分になってしまうことは少なくありません。花粉症にならないようにする予防は難しく、花粉症になってからも対策は難しいとされています。そんな時に手軽にできるものがバナナ対策です。スギの花粉になる時期をチェックし、8週間前から食べるだけ。バナナは栄養値が高く、朝食などにも適しています。花粉症の症状に困らないように、バナナの甘さに頼ってみてはいかがでしょうか?​

参照リンク

日本アレルギー学会(口腔アレルギー症候群

食物アレルギー診療ガイドライン2012(ラテックスフルーツ症候群:表10-9)

バナナ大学(谷中教授の実験と臨床試験について

TOP