花粉症のピーク時期を地方ごとに公開!対策を打って備えよう!

花粉症のピーク時期を地方ごとに公開!対策を打って備えよう!

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花粉症の原因となる花粉の飛散量にはピークの時期があることをご存知でしょうか。ピークの時期は飛散量が特に多くなるため、一層強い花粉対策が必要です。各地方のピークとなる時期と対策方法をご紹介していくのでこれからの花粉対策に役立ててみてください。

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花粉症のピークを知って今から対策!

春の始まりから終わりにかけてまで流行する、花粉症。

目のかゆみやくしゃみ、鼻水などのさまざまな症状が現れることが多く、花粉症の症状が辛いときには仕事や勉強がほとんど手がつかなくなってしまう方も少なくありません。

春先はただでさえ異動や引っ越しなどの環境の変化が多く、ストレスが溜まりがちな季節と言われています。

そこに花粉症まで重なってしまうとストレスから胃痛などが発生することもあるため、対策をするのが好ましいと言えます。

花粉症のピークを知り、的確な対策法を取って花粉症の症状を少しでも和らげてみてはいかがでしょうか。

各地のピークはいつからいつまで?

そんな花粉症のピークですが、実は地方によってピークとなる時期が異なることをご存知でしょうか。

そのため自分が住んでいる地域のピークをしっかりと押さえて対策することが大切です。また、花粉の飛散量は前年夏の日照時間が多ければ多いほど増えることも覚えておきましょう。これは日照時間が多いと雄花の成長が促進されるためです。

北海道から九州にかけて全ての地域のピークと、2017年のピーク情報をご紹介するので参考にしてみてください。

北海道地方は4~6月

北海道地方は、全国のなかでもピークが最も遅く、4~6月にかけて到来すると言われています。

花粉と一口に言ってもスギ花粉やヒノキ花粉、ハンノキ花粉などさまざまな種類がありますが、北海道で特に飛散するのはシラカバ花粉のようです。

シラカバ花粉はシラカバの枝が雌花の重みによって垂れ下がり、ふわふわとした状態になると飛散量が増えると言われています。

自宅周辺にシラカバの木がある方はこまめに枝の状態をチェックし、枝が垂れ下がり始めたら花粉対策を一層強化してみてはいかがでしょうか。

2017年は北海道は例年とほぼ変わらない日照時間だったため、シラカバ花粉の飛散量も例年通りだったようです。

東北地方は2~4月

山形県から青森県までの東北地方のピークは、2~4月頃だと言われています。

花粉のなかでも一般的なスギ花粉の飛散量が増えるとされていますが、東北地方はイネ花粉の飛散量が全国のなかでも多いとされているため、ピーク時にはイネ花粉に注意が必要です。

東北地方にイネ花粉の飛散量が多い原因は、東北地方は全国のなかでも酪農地帯が多いからだと考えられます。そのため、近辺に水田がある方は特に花粉対策を練るようにしましょう。

また、イネ花粉は水田のイネだけではなく、河川敷や堤防などに群生していることが多いカモガヤからも多く飛散されます。

2~4月は川沿いにはなるべく近づかないようにすることも花粉対策になるかもしれません。

2017年の東北地方も、北海道と同様に例年通りの日照時間だったため、花粉の飛散量は例年とさほど違いは無かったようです。

関東地方は夏と秋

東京都や神奈川県、埼玉県などが連なり、日本の総人口の3分の1ほどが集中している関東地方は、夏と秋にピークを迎えると言われています。

6~7月の夏に飛散量がピークとなるのはイネ花粉。茨城県から東京都にまで流れる江戸川や、神奈川県と東京都に流れる多摩川付近に群生するカモガヤなどのさまざまなイネ科の植物から花粉が飛散するようです。

夏が終わり9月を迎えると、今度はブタクサやヨモギなどの植物からの飛散量がピークとなります。

こうした植物も河川敷などに群生していることが多いため、近辺に住んでいる方は一層注意しましょう。

ひばり
花粉症は春になるものってイメージがあるけど、関東だと夏や秋にも花粉症になることも珍しくないのね。
カルナ博士
そうじゃのう。
じゃから、夏の花粉症は「夏風邪」秋の花粉症は「季節の変わり目の鼻風邪」と思われがちなんじゃ。夏や秋に鼻水やくしゃみが止まらなくなったら、花粉症を疑うことも大切じゃぞ。

関東地方は春先にも要注意!

夏や秋にピークを迎えるならば、春先の花粉飛散量は他の地方よりも少ないかと思ってしまうかもしれませんが、そういうわけでもありません。2~4月にかけてはスギ花粉やヒノキ花粉の飛散量も、他の地方と同様に多くなると言われています。

つまり、関東地方は春~秋を通して花粉症を患う可能性が高い地方なのです。花粉症患者の比率は全国のなかでも関東地方が特に高いとされています。

これまでは花粉症になることが無かった方も、関東地方に移住することで花粉症を患うことも珍しくありません。進学や就職で関東地方に移住する方はこれまで以上に注意が必要と言えるでしょう。

2017年は東京都や神奈川県では例年通りの飛散量となったようですが、栃木県や埼玉県などの北関東地方では例年よりも飛散量が少なかったようです。

東海地方は2~4月

愛知県や山梨県などからなる東海地方のピークは2~4月頃だとされています。

ピーク時に最も飛散するのがスギ花粉で、東海地方の花粉症患者の7割がスギ花粉による花粉症のようです。この時期はスギが多く群生している山などには、なるべく近寄らないようにすることが賢明かもしれません。

とはいえそもそもの飛散量は関東地方などに比べると少なく、ピークの期間も短いとされているため、花粉症患者の数は少ない地方と言われています。

2017年は前年の日照時間が全域に置いて多かったためか、東海地方全域で例年よりも飛散量が多くなったようです。

関西地方は2~3月

大阪府や京都府などの関西地方は2~3月にピークを迎えると言われています。2~3月になるとスギ花粉やヒノキ花粉の飛散量が増加するようです。

2~3月だけなら安心かも、と思ってしまう方もいるかもしれませんが、関西地方は4月からはイネ花粉の飛散量が増加し、秋になるとブタクサやセイタカアキノキリンソウなどからの飛散量が増える点にも注意しましょう。

イネ科の花粉は東北地方に比べると少ないうえに、ブタクサなどの秋の花粉は関東地方に比べると少ないため軽視されがちですが、関東地方のように1年中発症する可能性が高めの地域なのです。

こちらも東海地方と同様に2016年の日照時間が全域で多かったこともあって、2017年はほぼ全ての都道府県で飛散量が増加したとのデータがあります。

九州地方は2~3月

福岡県や熊本県などが該当する九州地方も、関西地方と同じように2~3月に花粉の飛散量がピークとなるようです。

2月の上旬からはスギ花粉の飛散量が増加し、3月上旬からはヒノキ花粉の飛散量がピークを迎えます。この時期は花粉対策を一層強化するようにしましょう。

また、3月からは11月までにかけてイネ花粉もある程度飛散します。

2~3月のスギ花粉とヒノキ花粉に比べると飛散量はそれほどでもありませんが、イネ花粉による花粉症に心当たりがあるならば断続的に花粉対策をするのもいいかもしれません。

2017年は2016年の長い日照時間の影響を強く受けた地方だと言われています。ほぼ全域で例年に比べて2、3倍ほど飛散量が増えたとされていて、地域によっては例年の10倍ほどの飛散量となったところもあるようです。

沖縄県は花粉症とは無縁

九州地方でもこのようにさまざまな花粉が飛散しますが、沖縄県だけは別です。

沖縄県は古くからスギやヒノキなどの花粉の原因となる樹木がほとんど自生しておらず、植林も行われていないためほとんど花粉が飛散しない県なのです。そのため、花粉症とは無縁の県と言われています。

花粉がピークとなる春先にのみ、沖縄に移住するという方も少なくありません。

花粉が多い日、多い時間帯

特定の条件が揃うことで花粉の飛散量が増加することをご存知でしょうか。

ピークを迎えている時期に飛散しやすくなる条件が揃うと、いつも通りの対策では不十分になることもあります。その条件を押さえておき、ピークの時期では毎日チェックするようにしましょう。

快晴・乾燥・雨の日は注意

まずは天候や湿度をチェックしましょう。

いつもよりも飛散量が増加する可能性があるのは、快晴の日、乾燥している日、雨が降っている日の3つです。快晴の日は気温が高くなりやすいため花粉を飛ばす樹木の雄花が一気に開花し、花粉を飛ばしやすくなってしまうのです。

また、空気が温められることによって上昇気流が発生しやすくなります。花粉がこの上昇気流に乗ることで、遠く離れた人間へと届きやすくなるようです。

次は、乾燥している日。空気が乾燥している日は花粉が乾き、宙に浮きやすくなるため飛散量が増加すると言われています。

特に湿度が60%以下になると、飛散量はかなり増加するようです。

反対に80%以上になるとほとんど飛散しなくなると言われているので、こまめに湿度をチェックして湿度に合わせた対策をしていきましょう。

最後は雨が降っている日。雨が降っている日自体は湿度が高くなりやすいので飛散量は減りやすいと言われています。

しかし、問題なのは雨が降った翌日なのです。

雨の日に飛散しなかった花粉は地面へと溜まり、翌日へと持ち越されます。

そして持ち越された花粉が日光によって乾燥することで、その日の花粉と共に飛散してしまうのです。単純に考えると次の日は、本来の2倍ほどの花粉が飛散すると言っても過言ではありません。

昼と日没後に注意

特定の時間帯も飛散量が増加しやすくなるため、注意が必要です。

まずはお昼の時間帯に注意しましょう。

昼になって太陽が昇り、徐々に気温が高くなってくるとスギなどの樹木は花粉の放出量を増やしていきます。花粉の飛散量が増えるのは午前10時から午後2時頃と言われています。

この時間はなるべく外出を控えたり、窓を開けないようにしたりするのがいいかもしれません。

また、日没後の午後5時~午後8時頃も飛散量が増加する傾向にあるようです。太陽が沈んで気温が低くなっているのになぜ?と思うかもしれません。その理由は、お昼に温められた空気にあります。

先ほどご紹介したように空気が温められると上昇気流が生まれてそこに花粉が乗ります。しかし夕方になって空気が冷えると上昇気流が無くなり、上空にいた花粉が地上へと落ちてきてしまうのです。

お昼頃と同様に、この時間も花粉対策をより一層強化してもいいでしょう。

カルナ博士
よりにもよって、昼休みのタイミングと帰宅のタイミングで増えてしまうのじゃな。この時間はどうしても外にいることも多いじゃろうから気を付けたいところじゃ。

スギ花粉ピークが過ぎても油断禁物!

一般的には花粉=スギ花粉とイメージする方も多いようですが、ここまででご紹介したように花粉にもさまざまな種類があります。

そのためスギ花粉のピークにのみ注目し、スギ花粉が落ち着いたらすぐに対策を弱めるのは危険と言えるでしょう。特にスギ花粉と同様に注意したいのが、ヒノキ花粉です。

ヒノキ花粉はスギ花粉の後にくる

基本的にヒノキ花粉のピークは、スギ花粉のピークが過ぎた後に訪れることがほとんどです。

スギ花粉は全国的に2月上旬頃から飛散量が増加しますが、ヒノキ花粉はそんなスギ花粉が徐々に少なくなる3月上旬~中旬から増えていくと言われています。

各地のスギ花粉のピークと、ヒノキ花粉のピークの比較は以下の表の通りです。

スギ花粉ヒノキ花粉
北海道地方3月上旬~5月下旬4月中旬~6月下旬
東北地方2月中旬~4月下旬3月下旬~5月上旬
関東地方2月上旬~4月下旬3月上旬~5月上旬
東海地方2月中旬~3月下旬3月中旬~4月下旬
関西地方2月上旬~3月下旬3月上旬~4月下旬
九州地方2月上旬~3月下旬3月上旬~4月上旬

以上の表を見ると、スギ花粉よりもピークが遅れてやってきて、スギ花粉が落ち着いてからも2~4週間はピークとなっていることが分かります。スギ花粉のピークを終えてからも、1カ月ほどは花粉対策を継続してみるのもいいかもしれません。

スギ花粉とヒノキ花粉の違い

そんなスギ花粉とヒノキ花粉ですが、どういった部分に違いがあるのでしょうか。まず覚えておいて欲しいのが、花粉症はスギ花粉によるものかヒノキ花粉によるものかで症状に差があるケースが存在するということ。

どちらも鼻水やくしゃみ、目のかゆみなどのさまざまな症状が出るのは共通しているのですが、症状の強弱に違いがあることも少なくありません

スギ花粉での花粉症では鼻水や鼻づまりなどといった、鼻炎系統の症状が強く出やすいと言われています。それに対してヒノキ花粉での花粉症では、目のかゆみや充血といった目の症状が強く出やすいとされているのです。

こうした症状から自分の花粉症がスギ花粉によるものかヒノキ花粉によるものかを察知し、対策を強める時期を決めるのもいいかもしれません。

カルナ博士
ヒノキ花粉よりもスギ花粉の方が反応する人が多いという違いもあるんじゃ。
じゃから、スギ花粉が一般的な花粉として知られるようになったんじゃのう。

花粉症のすぐできる対策5つ!

花粉症はなんとか対策して症状を弱めたり、発症を食い止めたりしたいところ。そこで、最後に特に効果的だとされている対策法を5つご紹介します。

これらを試して花粉症のリスクを少しでも下げていってみてはいかがでしょうか。

【1】花粉のピーク時期に外出しない

まずはやはり、ピークの時期には外出を控えることが一番と言えるでしょう。

ピークの時期のなかでも、先ほどご紹介した快晴の日や雨が降った翌日は特に外出を控えておきたいところです。買い物などの用事は湿度の高い日や雨が降っている日に済ませ、必要以上の外出を控えるようにしてみてはいかがでしょうか。

【2】外出時にはマスクとメガネを着用

外出しないのが一番!とは分かっていても、仕事や学校で外出しなければならない方も多いはずです。そういった方は外出する際には、必ずマスクやメガネを着用して外出してみましょう。

マスクを着用することで鼻から花粉を吸入しにくくなり、メガネを着用することで目の粘膜に花粉を付着させにくくなるとされています。特に鼻水や鼻づまりが酷い方はマスクを、目のかゆみや充血が酷い方はメガネを着用することをおすすめします。

ここ最近では花粉をカットすることに注力して開発されたマスクやメガネなども多く販売されるようになりました。そういったものであれば、より花粉を防ぎやすくなるとされているので優先的に選んでみるのもおすすめです。

カルナ博士
接客業じゃからマスクを四六時中着用するわけにも……という人には鼻に挿入するタイプのマスクをおすすめするぞい。
パッと見ではマスクをしているようには見えんから、ここ最近そういった人たちに人気になってきておるんじゃ。

【3】帰宅後はうがい、手洗い、洗顔 

帰宅後にはうがいと手洗いを徹底することも花粉対策に繋がると言われています。うがいは口の粘膜内に付着した花粉を洗い流せるため、体内へと侵入させるリスクを下げることができます。

手洗いは爪の間などに入り込んだ花粉を洗い流すことで、メイクをするときや何かを手づかみで食べたときに粘膜に花粉が入り込む可能性が低くなるのです。

多くの地方でピークを迎える2~3月は、空気が乾燥していることが多いため風邪やインフルエンザに感染しやすくなる時期でもあります。こういった感染症のリスクを下げるためにも、うがいと手洗いは徹底しておきたいところです。

カルナ博士
ただのうがいだけじゃなく「鼻うがい」をするのもおすすめするぞい。
鼻うがいは、専用の洗浄液を鼻から流し込んで花粉を洗い、口から吐き出す花粉対策じゃ。
ひばり
鼻から洗浄液を入れるの……?なんだか痛そうなんだけど、その辺は大丈夫なの?
カルナ博士
鼻うがい専用の洗浄液は、体液に近い成分で作られているから案外痛みや染みる感覚が少ないんじゃぞい。体液に似ているから身体が拒否反応を起こしにくいんじゃ。
慣れないうちは戸惑うかもしれんが、ぜひ試してもらいたいところじゃのう。 

また、余裕があればうがいや手洗いと共に洗顔も行いましょう。顔の汚れと共に付着した花粉を洗い落とすことで、鼻や目の粘膜に花粉が入り込む可能性が低くなると言われています。

【4】洗濯物は外には干さない

花粉がピークとなる時期は暖かくなる時期なので洗濯物を外に干しがちですが、極力部屋干しするようにするのがおすすめです。外に干していることで風と共に流れてきた花粉が洗濯物に付着するため、着用したときに体内に入り込みやすいと言われています。

しかし、部屋干しだと臭いが気になるから、どうしても外に干したい!という方も少なくないと思います。

そんなときは、飛散量が少ない時間帯を狙って干してみてはいかがでしょうか。

先ほどご紹介したように、花粉の飛散量は午前10時~午後2時と午後5時~午後8時にかけてピークを迎えます。反対に言えばこの時間を避けて洗濯物を外に干せば、洗濯物に付着する花粉をある程度防ぐことができるのです。

ピークの時期は深夜から早朝にかけて外に干してみるのもいいかもしれません

また、洗濯物を外から取り込むときは部屋に持ち込む前に振り払って花粉を落とすようにしましょう。振り払う際にはマスクとメガネを着用して粘膜に入れないようにすることも大切です。

【5】花粉が飛散する2週間前から薬を飲む

自分が花粉症だ、と自覚している場合は、ピークを迎える2週間ほど前から薬の服用を始めることも大切です。

目のかゆみや鼻づまりといった症状が現れてから薬の服用をスタートする方も多いようです。しかし、実はこのタイミングから服用しても薬の効果をしっかりと得られないことが多いことを覚えておきましょう。

と言うのも、くしゃみなどを改善するケミカルメディエーターや鼻詰まりを改善する抗ロイコトリエン薬といった花粉症の薬は、効果が現れるまでに2週間ほどの時間が必要になるのです。

こうした薬は効果こそ高いものの即効性には乏しいので、ピークを迎える前から余裕を持って用意しておきましょう。

今年こそ花粉症を軽減しよう!

花粉症は一度発症してしまうと、それから毎年苦しめられることが多い病気です。そして、根本的な治療ができる方法もまだまだ一般的ではありません。

そのため対策を取って、いかに花粉を体内に侵入させないかが大切だと言われています。

今回ご紹介したピークと対策法を覚えておいて、花粉のシーズンでの立ち回りに活かしてみてはいかがでしょうか。

参照リンク

エスエス製薬ー花粉症のはなし

花粉症環境保健マニュアル

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