手の関節痛を放置しないで!意外と知られていない原因と疾患を紹介

手の関節痛を放置しないで!意外と知られていない原因と疾患を紹介

VMe94038.jpg

手の関節痛や指先のしびれを放置してはいませんか?手の関節痛にはいろいろな原因がありますが、中には放置すると危険なケースもあるので要注意です。原因となる疾患や治療法方などを詳しく解説します。セルフケアの方法もチェックしてみてくださいね♪

シェアする

手の関節が痛い…放置はキケン?!​

普段の生活の中で手首や指の関節が痛くなる経験は誰しもあると思います。

パソコンやスマホの使い過ぎ、またスポーツなどでも痛みが起こることがあり、原因はさまざまです。痛みはあるけれども「疲れが原因だから」「放っておけばそのうち治るだろう」​とそのままにしている方も多いのではないでしょうか?

けれども手の関節が痛いのを放置していると危険なケースも中にはあるのです。どういった場合に危険なのか気になりますよね。そこで手の関節が痛む原因や対処方法などを詳しく調べてみました。手の痛みが辛い、病院を受診しようか迷っているという方はぜひ参考にしてみてくださいね。

手の関節が痛くなる6つの原因

​手の関節が痛くなる原因とはいったいどういったものがあるのでしょうか?

主な6つの原因を紹介します。

1.手先を使う作業

手の関節の痛みは手先を使う作業をしている人に多くみられます。

例えば美容師や介護士、調理師、ピアニストなどは手の指や手首をたくさん使って長い時間作業をします。そのため手の指や手首にかなりの負担がかかるため痛みが起こる原因になります。

また、パソコンやスマホの使いすぎでも痛みが起こることがあります。パソコンやスマホを使った後になんとなく手や指がだるい、疲れた、また痛むという経験はありませんか?

最近はパソコンやスマホの使用時間が増えているため、痛みを訴える人が増えてきているといいます。

疲れが溜まっているだけだからと放置してしまいがちですが、だるさや痛みが積み重なると、徐々に痛みが強くなり指や手が痛みで動かすことが困難になる場合もあります。

手の痛みが原因で仕事や家事が​できなくなるなど日常生活に支障をきたす場合もあるため注意が必要です。

2.手先を使うスポーツ

手の関節の痛みは、ゴルフやテニス、野球、バトミントンなど、手関節のスナップを使うスポーツでも起こりやすい症状です。

スポーツでの手の関節の痛みは使い過ぎによるものがほとんどです。

手先や手首を何度も反復して動かし、繰り返し練習することで疲労が徐々に溜まっていきます。手の疲労が回復していないうちに練習を積み重ねていくことによって、負担がどんどんと大きくなり痛みも強くなります。

スポーツ選手などは、痛みを感じていてもなかなか練習をやめることができないため、症状が悪化してしまうケースも多いようです。

一度手の関節の痛みが起こると、再発したり慢性化しやすくなります。また、痛みが無くても、常に違和感を感じるようになることもあります。

無理をして症状が悪化してしまうと痛みでスポーツをすること自体が困難になってしまう可能性があります。手の関節が痛むときには、治るまではしっかり手を休ませることが大切です。​

3.加齢

年齢を重ねていくと若い頃には感じなかった、手先のこわばり関節の腫れを感じることがあります。

また、指の変形、しびれ、痛みといった症状が起こることもあります。

こうした症状は、関節リウマチや関節炎といった病気の他に、加齢によって筋肉が衰えたり、関節軟骨がすり減ったり、血流が弱くなってしまうことが原因になっている場合もあります。

加齢で長い期間に渡って関節に負担がかかり続けることで痛みやしびれなどいろいろな症状が起こります。

4.妊娠

使いすぎや加齢以外でも、女性ホルモンの変動で手の痛みが起こることがあります。女性ホルモンの一種のエストロゲンが欠乏することにより、手の痛みやしびれが起こるといわれています。

手だけでなく骨や血管、筋肉など様々な器官が影響を受け、肩こりや冷え、動脈硬化や骨粗鬆症などの疾病に繋がる恐れもあります。

妊娠中出産後はエストロゲンの変化が大きく手の痛みが起こりやすくなります。

また、エストロゲンの欠乏でダメージが蓄積しやすく回復もしにくいため痛みを感じやすくなります。

出産後の女性は子育てで手を使うことが多くなります。休みたくても休むことが難しいため無理をしがちです。痛みがあるときには、家族のサポートを受けてしっかり休むことが大切です。

ホルモンのバランスが落ち着くと自然と症状が治まることが多いようです。

5.むくみ

手を使いすぎて筋肉が固まっていたり血行が悪くなっていると手がむくんでしまうことがあります。むくみの原因は様々で、塩分の摂り過ぎや冷え、水分不足、ストレスなどで引き起こされます。

また、デスクワークなどで長時間同じ姿勢でいたり、運動不足になっている場合もむくみの原因になります。

手がむくむだけならば、生活習慣によるものが多いのですが、手がむくんで痛みやこわばりを感じたり、力が入りにくい、しびれを感じるなどの症状がある場合には注意が必要です。

腱鞘炎やリウマチなどの疾患が原因で手がむくんでいる可能性があります。むくみの症状に伴って痛みやこわばりがある場合には一度受診して検査を受けることをおすすめします。

6.風邪

風邪を引いて関節痛で手や身体が痛くなることは誰しも経験があると思います。

関節痛の原因になるのが、免疫細胞が活発になったときに分泌されるPGE2(プラスタグランジンE2)という物質によるものと考えられています。

免疫細胞が過剰に分泌されると臓器に悪影響を及ぼすために、それを抑制する役割PGE2が分泌されます。

このPGE2関節の痛みを発生させ、また体温を上げる作用があります。

風邪を引いて関節が痛む場合には、免疫細胞がウイルスと戦っているという証拠ですので、無理をせずにしっかり身体を休めるようにしましょう。

風邪が治ったのに痛みが治まらないという場合には、別の疾患の可能性があります。いつもの風邪と違っていたり、少しでもおかしいなと感じたら、早めに病院で診てもらうようにしましょう。

手首の痛みで考えられる疾患4選

手首の痛みを引き起こすのは様々な疾患が考えられます。ここでは4つの疾患についてご紹介します。

1.ドケルバン腱鞘炎

​スポーツ選手や手を使うことが多い職業の人、また妊娠中や更年期の女性がなりやすいのがドケルバン腱鞘炎です。

腱鞘炎は炎症が起こる部位や原因によって名前が変わります。ドケルバン腱鞘炎は親指の根本の手首のあたりに炎症が起こり、痛み腫れが生じる腱鞘炎です。

親指を動かすと痛んだり、腫れを起こしたりします。また、物を持ち上げたりつかんだりすると手首が痛みます。

初期の段階では時間が経つと消えるくらいの痛みですが、症状が重くなると痛みが強くなり、少しの動作でも強い痛みが起こるようになります。

ドケルバン腱鞘炎の症状

  • 親指を動かすと痛む
  • 親指の付け根が腫れる
  • 手首のだるさや痛み
  • 親指がスムーズに動かせない

上記の症状がある場合にはドケルバン腱鞘炎の可能性があります。

ドケルバン腱鞘炎を判断するアイヒホッフテスト

ドケルバン腱鞘炎かどうかはアイヒホッフテストを行い判断します。

アイヒホッフテスト​のやりかた

  1. 親指をこぶしの中にいれて手を握る
  2. 親指を小指の方へ曲げる
  3. 痛みが出れば陽性

ドケルバン腱鞘炎は一度発症すると、自然治癒が難しくなります。疑いのある場合には早い段階で医療機関を受診して、適切な治療を受けるようにしてください。

2.ガングリオン

ガングリオンは関節や腱鞘の周辺にできやすい、良性の腫瘤のことです。

ガングリオンは弾力があって柔らかいものが多いのですが、中には骨のように硬いものもあり、大きさも米粒くらいからピンポン玉くらいまでと様々です。

腫瘤は袋状​になっていて中にはゼリー状の液体が溜まっています。

ガングリオンはほどんどの場合は症状がありません。けれども腫瘤が大きくなると神経を圧迫して、しびれや痛み、運動麻痺などの症状が起こることがあります。

ガングリオンの症状

  • ​特に症状はない
  • 腫瘍が大きくなるとしびれや痛みが出ることがある
  • 大きくなると見た目が良くない

ガングリオンは若い女性に多くみられ、男性の3倍にも上ります。

原因が何であるかははっきりとはわかっていませんが、ストレス手の使いすぎなどが原因と考えられています。

ガングリオンは良性の腫瘤なので症状がない場合にはあまり心配する必要はありません。けれどもしびれや痛みなどの症状がある場合には整形外科や皮膚科で治療を受ける必要があります。

ガングリオンの治療方法

  • 腫瘤の中身を注射器で吸引する
  • ガングリオンを押し潰す
  • 手術で袋を取り除く

ガングリオンに似た悪性の腫瘍も存在します。痛みがあったり、大きいものは一度受診して調べてもらうことをおすすめします。

3.母指CM関節症

親指のつけ根の母指CM関節がすり減ったり変形したりして、腫れや痛みが起きている状態を母子CM関節症といいます。

母子CM関節は手の甲の骨と手首の骨の間の関節で、物をつまんだり、握ったりするときの支点の役割をしています。

母子CM関節症の原因は手の使い過ぎによるものと考えられています。また、加齢によっても関節軟骨の摩耗が起きやすくなるため、母子の変形が起こると考えられています。

母子CM関節症の症状

  • 物をつまむと痛む
  • コップやペットボトルなどをもった時に痛む
  • 親指の付け根が腫れる
  • 親指が開きにくくなる
  • 親指に力が入りにくくなる

親指の付け根が腫れていて、押すと痛むような場合には母子MC関節症の可能性があります。自分では腱鞘炎やリウマチなど他の関節炎と区別することは難しいですので、母子CM関節症の疑いがある場合には整形外科を受診して調べてもらいましょう。

母子CM関節症の治療方法

湿布や痛み止め、注射などを用いて痛みを和らげます。安静にして動かさないようにするために固定装具や包帯を固く巻いて、親指を固定します。

痛みが強く関節の変形が大きい場合には手術を行うこともあります。

4.橈骨遠位端骨折

橈骨遠位端骨折(とうこつえんいたんこっせつ)は転んで手をついた時に起こる骨折です。

橈骨は腕にある2本の骨のうちの親指側の太い骨です。この橈骨が手首の部分で折れてしまいます。骨がずれてしまっている場合には変形が見られることもあります。

骨折の中でもよく見られる骨折で、特に高齢の女性骨粗鬆症などで骨が脆くなっていることも多く、軽く転んだだけでも簡単に折れてしまうことがあります。

また、骨が脆いので複雑な骨折の仕方をする場合があります。

子供の骨折はスポーツや自転車などでの転倒で手首をついたときに骨折します。子供の場合は骨が柔らかく折れにくいため、骨がポキンと折れずに若木が曲がるようにぐにゃりと折れるので、若木骨折ともいわれます。

橈骨遠位端骨折の症状

  • 手首の痛みと腫れ
  • 手首の変形
  • 手に力が入らない
  • 指のしびれ

骨折の場合はかなり痛みが強いのですぐに病院を受診しましょう。整形外科を受診してレントゲン撮影で折れた箇所や折れ方を確認します。

橈骨遠位端骨折の治療法方

  • 骨のズレが無い場合にはそのままギプスで固定します。
  • ズレている場合には指先を引っ張ってずれた部分の骨を整復してギプスで固定します。
  • 骨のズレが整復できない場合には手術を行います。

骨折した後、適切な治療を受けずに放置してしまうと変形したまま骨がくっついてしまい、機能障害や神経の障害が起こることもあります。

骨折は放置せずにきちんと治療を受けるようにしましょう。

手指の痛みで考えられる疾患4選

手指の痛みを引き起こす疾患のうちの4つをご紹介します。

1.関節リウマチ

関節リウマチは主に手足の関節が炎症を起こし、痛み腫れ関節の変形が起こる病気です。

手足の関節だけでなく、ひじや足首、股関節など全身の関節にも炎症が及びます。症状が進行すると関節に腫れや激痛が起こります。軟骨や骨が破壊され変形してしまうので関節を動かすことが困難になります。

関節の痛み以外の症状に微熱倦怠感食欲不振などがあります。また、間質性肺炎血管炎骨粗鬆症などの疾患を併発するため注意が必要です。

関節リウマチの原因は免疫の異常が原因といわれています。

免疫は外部から侵入したウイルスや細菌などの異物を排除する働きをしていますが、この免疫が異常をきたしていると自分自身の正常な細胞を攻撃してしまいます。それにより骨や軟骨が破壊され関節の痛みや腫れが起こると考えられています。

関節リウマチの症状

  • 関節の腫れや痛み
  • 関節のこわばり(朝に起こりやすい)
  • 発熱や倦怠感、食欲不振

関節リウマチの治療方法

以前は関節リウマチは治らない病といわれていて、痛みを和らげる治療が一般的でしたが、最近では有効な治療方法が確立されてきています。

症状が進行すると関節の破壊が進んでしまうので、早期に治療して進行を食い止めることが大切です。

関節リウマチの治療は主に薬物による治療を中心にして、リハビリ、手術などを組み合わせながら行います。関節の痛みや微熱、疲労感など関節リウマチの症状がある場合には早めに医療機関を受診することをおすすめします。

2.へバーデン結節

ヘバーデン結節は、手の人差し指から小指にかけての第1関節が腫れたり変形したりする病気です。ヘバーデン結節の原因はまだわかっていませんが、手をよく使う人に多いといわれています。

また、40代以降の女性に多くみられることから、女性ホルモンのバランスの変動に関係しているのではないかと考えられています。

ヘバーデン結節の症状

指を曲げ伸ばしをすると痛みが起こります。中には腫れや変形があっても痛みのないケースもあります。

また、関節の動きが制限されたり、水ぶくれのようなできもの(ミューカシストと呼ばれます)ができることがあります。

  • 第1関節の腫れや痛み
  • 関節の変形
  • 関節が動かしにくい
  • 水ぶくれのようなミューカシストができる

ヘバーデン結節の治療は安静にすることが第一です。痛みがあったり、腫れで関節が動かしにくい場合にはテーピングや投薬で治療を行います。

症状が関節リウマチと似ていることから関節リウマチと間違える人もいますが、リウマチと違って痛みや見た目が気にならなければあまり気にする必要はなく、放置していても数年後には完治していることも多い病気です。

けれどもリウマチかヘバーデン結節かの判断は自分では難しいかもしれません。一度、医療機関で判断してもらうと安心でしょう。

3.ブシャール結節

​ヘバーデン結節が手の人差し指から小指にかけての第1関節が腫れ​るのに対し、ブシャール結節第2関節が腫れたり変形したりする病気です。

ブシャール結節の原因もまだわかっていません。ヘバーデン結節と同様に​手の使い過ぎ老化女性ホルモンの影響によるものなどが考えられています。

ブシャール結節の症状

ブシャール結節の症状​はヘバーデン結節の症状と同じものが、指の第2関節に現れます。

  • 第2関節の腫れや痛み
  • 関節の変形
  • 関節が動かしにくい
  • 水ぶくれのようなミューカシストができる

​​痛みや腫れが強く、日常生活に支障がある場合には投薬やテーピングで治療を行います。​

こちらもヘバーデン結節と同様に心配しなくても大丈夫な病気ですが、リウマチと区別をするため医療機関を受診して検査を受けましょう。

4.ばね指

腱鞘炎が悪化すると、ばね現象が起こるばね指になってしまうことがあります。

ばね指は手を使いすぎる人に多く見られます。

また、妊娠中出産後更年期以降女性に多いといわれています。他にも糖尿病リウマチの人や人工透析を受けている人もなりやすいです。

ばね指の症状

ばね指は指の曲げ伸ばしがスムーズにできなくなったり、痛みや腫れが起こったりします。

症状が進行すると、指が曲がったまま元に戻らなくなり、もう片方の手で伸ばさないと戻らなくなることもあります。戻す時には痛みを生じることが多いです。

  • 手の曲げ伸ばしがスムーズにできない
  • 指の付け根に腫れや痛みがある
  • 指が曲がったままになってしまう
  • 曲がった指を戻すときに痛みがある

ばね指は放置すると症状が悪化する恐れがあります。早めに医療機関を受診して適切な治療を受けましょう。

ばね指の治療方法

ばね指の治療は保存療法と手術療法の2種類があります。保存療法で効果がない場合や悪化してしまった場合などには手術を行います。

保存療法

  • 安静にする
  • 投薬による治療(ステロイド注射など)
  • 装具で固定する

手術療法

  • 腱鞘切開手術
  • 内視鏡手術

手術の場合でも傷口は小さく、身体への負担も少なくて済みます。短時間で済むので、忙しく保存療法を行う時間がない人などは手術のほうが良い場合もあります。

しびれが伴う注意したい疾患4選

手の痛みと共にしびれの症状が起こる場合には以下のような疾患が考えられます。

1.手根管症候群

手根管症候群小指以外の指しびれ痛みが起こる病気です。

手根管症候群の原因は不明ですが、手をたくさん使う人妊娠中や出産後、更年期の女性に多い傾向があります。また、骨折などの怪我や人工透析をしている人にも見られます。

手根管症候群の症状

初期の段階では、人差し指と中指にしびれや痛みが起きます。進行すると小指以外の指にしびれや痛み広がります。

  • 小指以外の指にしびれや痛みがある
  • 夜間や早朝にしびれがひどくなる
  • 手をふると症状が和らぐ
  • 親指の付け根がやせる

手根管症候群の治療方法

投薬による治療や装具による固定、手術などの方法があります。

  • 安静にする
  • 投薬による治療(ビタミンB12、ステロイド注射など)
  • 装具を固定
  • 手術

投薬や装具による治療を行っても症状の改善が見られない場合には手術を行います。

手術は30分程度と短時間で日帰りでもできるとされています。

2.脳卒中

脳卒中とは病気の名前ではなく、脳梗塞や脳出血、くも膜下出血など、脳の血管に何らかの障害が起こることで発症する病気をまとめて脳卒中とよんでいます。

脳卒中が起こる前兆に、手足のしびれの症状があります。脳卒中の前兆のしびれは、片方だけの手足にしびれが起こることがほとんどです。

特に注意しなければならないのが、一過性のしびれです。しびれが突然起こり数分で消えてしまう症状が起こります。しびれの他にめまいやろれつが回らないといった症状があります。

これは「一過性脳虚血発作」といい脳梗塞の前兆のしびれです。

脳卒中は後遺症が残ったり、命の危険もあるので注意する必要があります。

しびれが無くなったからといって放置せずに、早急に救急車を要請するなどの対応が必要です。

脳卒中の可能性のあるしびれ

  • 片方の手足がしびれる
  • なんとなく違和感を感じる程度の弱いしびれが持続
  • 手のしびれと同時に唇もしびれる
  • 突然しびれが起こり数分で消える

しびれの起こる病気は様々考えられます。少しでもおかしいなと感じている場合には早めに医療機関を受診して検査を受けましょう。

3.糖尿病

糖尿病で手がしびれるのは、糖尿病の合併症の一つである糖尿病神経障害が原因になっています。

糖尿病の合併症は様々あり、手だけでなく身体中に発生するとされています。

合併症の代表的な物に糖尿病神経障害、糖尿病網膜症、糖尿病腎症があり、これらは糖尿病の3大合併症と呼ばれています。

糖尿病神経障害の症状の一つに手足のしびれがあるとされますが、刺すような痛みや電気が走るような痛みを感じる人、また、違和感を感じる程度の人から自覚症状が無い人まで、症状の現れ方は様々です。

糖尿病神経障害の主な症状

  • ちくちく・ぴりぴりするしびれや痛み
  • 電気が走るようなしびれや痛み
  • ズキズキするような激痛
  • 感覚の低下

手足のしびれは糖尿病の合併症が原因です。

食事や生活習慣に気をつけて糖尿病を進行させないよう注意することが大切です。

4.首の疾患

首の疾患が原因で手にしびれの症状がでることがあります。

肩こりや首の痛みの経験のある人はとても多いです。筋肉に疲労がたまったり、血行が悪くなったりなどが原因している場合にはあまり心配がいりませんが、痛みがなかなか解消しなかったり、手にしびれがあるような場合には注意が必要です。

注意が必要な症状

  • 痛みがなかなか改善しない
  • 片手にしびれがある
  • 首を動かせる範囲が狭くなってきている
  • 首を動かすとしびれの症状が出る
  • 手指の動きが悪くなる

考えられる主な疾患​

首の痛みと共にしびれの症状がある場合には、首に何らかの疾患がある可能性があります。

  • 頚椎症神経根症
  • 頚椎椎間板ヘルニア
  • その他

早期発見・早期治療が大切になります。症状に気が付いたら、早めに整形外科を受診して治療を受けましょう。

手の関節痛は何科にかかるべき?

手の関節痛はいろいろな病気の可能性がありますが、まずは整形外科を受診するといいでしょう。

いつどんな時に痛むのか、痛みの程度、痛む箇所、関節の変形があるかなど詳しく症状を説明します。

いざ説明しようと思っても、お医者さんを前にするとうまく話せないこともありますよね。そういう場合には症状を詳しく書いたメモを用意していくといいでしょう。

整形外科では必要に応じて、血液検査やレントゲンなどの検査をします。

症状に合わせて、ステロイド注射などによる投薬や装具による固定、手術などの治療も行いますし、他の病気の疑いがある場合には、専門医を紹介してもらえることもあります。

手の関節痛のセルフケア3選

手の関節の痛みには日頃のケアも大切です。効果的なセルフケア3選をご紹介します。関節の痛みがある人は試してみてくださいね。

症状が改善されないような場合や、症状がひどい場合には整形外科を受診してきちんと検査を受けるようにしてください。

湿布を貼る

関節が痛い時に湿布を貼ると痛みが和らぐことがあります。

湿布には温湿布と冷湿布がありますが、どう使い分ければいいのでしょうか?

温湿布は慢性的な痛みに

身体が冷えて血行が悪くなると肩こりや、筋肉のこり、首の疲れなどで痛みの症状が起こります。

温湿布で温めると血行が良くなり痛みが和らぐことがあります。筋肉のこりによる​慢性的な痛みには温湿布が効果的です。

冷湿布は患部が腫れたり熱を持っている場合に

患部が腫れていたり、熱をもっている場合には冷湿布を貼るといいでしょう。

痛みが強い場合には炎症がひどくなっていることも考えられるので、病院で診てもらうようにしましょう。

湿布は長時間貼り続けていると肌がかぶれることもあります。1日2回を目安に取り替えましょう。肌の弱い人は数時間おきに様子を見ながら使用してください。

症状が改善しない場合には病院へ

湿布は根本的な治療方法ではなく、一時的に痛みを和らげるだけのものです。慢性的に痛みが続いたり、痛みが強い場合には医療機関を受診して適切な治療を受けましょう。

マッサージを行う

関節の痛みの改善には手や指のマッサージが効果的とされています。簡単な方法では、手を開いたり閉じたりするグーパー体操がおすすめです。

グーパー体操のやり方

  1. 手を前にまっすぐに伸ばす
  2. しっかりと手を握ったり開いたりする
  3. 2~3分程度続ける

このようにグーパー体操を行うことで血行が良くなり、むくみの解消にも効果的です。

手首のストレッチ方法

腱鞘炎にはグーパー体操に合わせて、手首のストレッチを行うのもおすすめです。

  1. 手を前に伸ばす
  2. 反対の手で指を掴んで手のひらを反らせる
  3. そのまま30秒程キープ
  4. 手のひらが自分に向くように倒す
  5. そのまま30秒程キープ

筋肉が伸びていることを感じながらストレッチをしましょう。

ストレッチを習慣にすることで、筋肉が柔らかくなり腱鞘炎の予防にもなります。

安静にする

腱鞘炎などの関節の痛みは患部を安静にすることがとても重要です。痛みがあるのに手を使い続けると悪化してしまいますし、治療を行っても改善に時間がかかってしまいます。

仕事や家事などで手を使わないのは難しいとは思いますが、少しでも休ませて手にかかる負担を軽くしましょう。 

手の関節が重症化する前に対処!

手の関節の痛みにはさまざまな原因があります。中には脳卒中やリウマチなど放置すると危険な病気のサインの場合もあるため、手の関節の痛みには充分注意する必要があります。

腱鞘炎なども重症化すると日常生活が困難になるケースもあるので、早めの対処が大切になります。早めに治療をすれば改善も早く済むことが多いです。

逆に、症状が悪化してしまうと治療に時間がかかってしまうこともあります。手の関節の痛みに気が付いたらできるだけ早く病院を受診しましょう。

参照リンク

いわき市整形外科「志賀リウマチ整形クリニック」ー手関節(手首)、手の痛み
NHK-きょうの健康

TOP