花粉症とアレルギーの違いは?診断方法やおすすめの薬はコレ!

花粉症とアレルギーの違いは?診断方法やおすすめの薬はコレ!

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花粉症とアレルギーって何が違うの?そんな疑問を持っている人は少なくありません。しばしば混同されるこの2つの症状ですが、実はれっきとした違いがあるんです。ここではその違いや見分け方、おすすめの薬も紹介。つらい症状に悩んでいる人は必見です。

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花粉症とアレルギーの見分け方、知っていますか?

くしゃみや鼻水が止まらなくて苦しい…そんな症状がでたら、何が原因だと思いますか?きっとある人はアレルギーだと思い、ある人は花粉症だと思うでしょう。でも実際に病院を受診してみると、花粉症だと思っていたらアレルギーだった、ということもあれば、逆のこともあるようです。

この2つは、症状が似ているだけに自分では見分けがつきにくく、検査するまでどちらか分からないことも多いんです。

しかし、花粉症とアレルギーには明確な違いがあります。一体どんな違いがあるのか、花粉症とアレルギーについて、それぞれの特徴と見分け方をお伝えします。

また、花粉症の治療方法や薬も紹介するので、今現在くしゃみや鼻水で困っている人は、ぜひ最後まで見てみてください。

花粉症の原因と症状とは

最初は花粉症の原因と、その症状について詳しく解説します。つらい花粉症が起こるメカニズムは、私たちの体内にあります。

原因は皆が持っている免疫反応だった

花粉症はアレルゲンである花粉が体内に侵入することで発症します。花粉症の主なアレルゲンはスギヒノキブタクサといった植物の花粉で、日本ではほぼ年間通して、何らかの花粉が飛散しているようです。

アレルギーを引き起こす原因物質が体内に入ると、体はそれを取り除こうとします。その働きを「免疫反応」と呼び、その働きが過剰になるとアレルギー反応を引き起こします。

花粉は本来は毒ではなく、体に入っても無害です。しかし、免疫の指令を司るヘルパーT細胞が体内に入った花粉を有害と誤認すると、B細胞(※)に抗体をつくるよう指示します。そこでできるのが「IgE抗体」です。

ちなみに抗体とは体内に異物が入ったときに、取り除こうとして出される物質のことです。

IgE抗体は、体内に花粉が入る度に大量に作られ蓄積していきます。その間、体内のIgE抗体は目や鼻の粘膜にある肥満細胞と合体します。一定量に達したあとにさらに花粉が体内に入ると、肥満細胞の表面に結合したIgE抗体が反応します。

そうすると、その肥満細胞からヒスタミンやロイコトリエンなどの化学物質が出て、花粉を体外に押し出そうとします。その一連の働きが花粉症の正体です。

ちなみに、肥満細胞というのは脂肪細胞とは無関係で、顕微鏡で見ると太く見えるので、そのように名付けられたようです。

※B細胞とは


リンパ球の一つ。骨髄由来の細胞で,抗原の侵入に応答して増殖し,抗体(免疫グロブリン)を生産する細胞へと分化する。B リンパ球。

Source: Weblio辞書

症状は人によってさまざま

花粉症の代表的な症状はくしゃみ・鼻水・鼻づまり・目の痒みなどです。花粉症がひどくなると、喘息のような咳やタンが出ることもあります。また鼻づまりのせいで脳に酸素が十分送られなくなると、頭痛や発熱を引き起こすことがあります。

風邪の初期症状と間違えやすいですが、花粉症特有の症状は風邪とは異なります。例えば花粉症による鼻水は水のようにサラサラしていて、自分の意思とは無関係に流れてきます。一方風邪の鼻水は、粘着性もあり自分のコントロールが効く状態です。

また風邪が原因の発熱は常時ですが、花粉症の場合は外出時に限られるなど、花粉の有無で症状に変化が見られます。風邪かな?と思っても、花粉症の特徴があれば、風邪ではない可能性があるので注意が必要です。

カルナ博士
ひばりくん、今日はくしゃみが止まらないんじゃが、これは花粉症なのかのう?
ひばり
それはきっと、誰かが博士の噂をしているんだよ(笑)って冗談はさておき、熱もないし、きっと風邪ではないと思うよ。季節的には花粉症の可能性もあるけど、アレルギーの可能性もあるかな。
この2つは見分けがつきにくいので、次のコーナーで花粉症とアレルギーの違いについて解説していきますね。

アレルギーと何が違う?比べてみた

ここからは花粉症とアレルギーの違いです。花粉症はアレルギー性鼻炎の一種ですが、年間通して見られるアレルギー性鼻炎とは区別されています。

アレルギー性鼻炎との違い

アレルギー性鼻炎には、 ハウスダストやダニなどに反応する「通年性アレルギー性鼻炎」と花粉に反応する「季節性アレルギー性鼻炎」の2つがあります。花粉症は後者の季節性アレルギー性鼻炎で、前者のものとは特徴が異なります。

アレルギー性鼻炎の特徴

アレルギー性鼻炎の症状は、くしゃみ・鼻水・鼻づまりです。ハウスダスト、ダニ、ホコリ、カビなどが主な原因で、これらの物質が体内に入ったときに反応します。原因物質を体外に押し出そうとすることで、くしゃみや鼻水が止まらなくなります。

アレルギー性鼻炎の特徴は季節に関係なく起こることで、アレルゲンがなくなるか、適切な治療を受けるか、どちらかでないと完治しません。耳鼻咽喉科でアレルギーチェックができるので、思い当たる症状がある人は、一度アレルギー検査をしてみましょう。

花粉症の特徴

花粉症の特徴は季節限定というところです。症状がでるのは、花粉が飛散している時期だけで、花粉が空気中からなくなると収まります。人によってアレルゲンは異なり、ある人はスギ、ある人はブタクサなど反応する植物が異なるので、どの時期に発症するかは人によって違います。

花粉症もくしゃみ・鼻水・鼻づまりが主な症状ですが、人によっては目や肌のかゆみも伴います。花粉が目の粘膜につくと痒みや異物感が発生するので、そこでこすってしまうと、角膜が傷つくこともあるので注意が必要です。また花粉が肌の露出部分につくと、そこが痒くなることもあります。

アレルギー性結膜炎との違い

次はアレルギー性結膜炎と花粉症の違いです。アレルギー性結膜炎は梅雨から夏、冬の時期に症状が悪化しやすいですが、基本的に通年であるのに対し、花粉症は季節性のものとなります。

アレルギー性結膜炎

アレルギー性結膜炎のアレルゲンは鼻炎同様、ハウスダスト、ダニ、カビ、ホコリなどです。中にはコンタクトレンズの装着によって、アレルギー症状を引き起こす人もいます。

主な症状は目のかゆみ、充血、めやにです。アレルギー性鼻炎の治療は、症状が軽い場合は抗アレルギー点眼薬、重い場合はステロイド点眼薬が使われます。

花粉症

花粉症の症状は、アレルギー性結膜炎と同じく目のかゆみ、充血、めやになどです。通常はそこにくしゃみ・鼻水・鼻づまりも伴います。花粉症の治療には内服薬、点鼻薬、点眼薬などが使われます。

カルナ博士
ひばりくん、なかなか分かりやすかったぞ!わしはきっと花粉症じゃな。
ひばり
そうだね博士、花粉症かもしれないね!でも、ちゃんと病院に行って検査したほうがいいよ☆
花粉症は季節限定なので、その時期だけ上手に対処すればOKです。辛い症状も早めに対処をすることで、緩和することができます。そのためにも、気になることがあればできるだけ早く花粉症かアレルギー性かを見極めて、適切な治療を開始しましょう。病院に行くと正確な診断をしてもらえます。
次は花粉症とアレルギーの検査について詳しく見ていきます。

まずは花粉症orアレルギーどちらなのか診断してもらおう

くしゃみ・鼻水・鼻づまりといった症状があれば、アレルギーか花粉症のどちらかにかかっている可能性はあります。耳鼻咽喉科に行けば、その症状が何から来ているのか調べられるので、原因が特定できます。

診断方法はいくつかあるので、それぞれの項目について解説していきます。

問診、視診

病院に行ったら最初は問診です。発症時期や症状の詳細、アレルギーの既往歴、家族のアレルギー歴などを詳しく答えます。

診療では鼻鏡を使って鼻腔を検査します。このとき、鼻腔が赤く腫れあがっていたら花粉症青白く腫れあがっていたら通年性のアレルギー性鼻炎と診断されるようです。

皮膚反応検査

アレルギーの診断には、皮膚反応検査を行います。一般的に行われるのは「即時型」のアレルギーの断定するプリックテストで、この検査でアレルギー反応を特定することができます。

プリックテストは皮膚にごくわずかな傷をつけて、原液の濃度の薬液をつけて反応を調べるものです。皮膚に傷をつけると言っても、出血や痛みが生じることはないので安全な検査方法です。

検査結果は15分ほどで出ます。このテストでは、花粉症以外のアレルゲンも特定できます。プリックテストで分かるのは、食べ物、薬剤、花粉、アレルギー性鼻炎・結膜炎、アトピー、植物、動物、かび・ほこりなどに対してのアレルギーの有無です。

プリックテストでは検査項目ごとに料金がかかり、1つ調べると400円程度かかります。一度に複数調べることも可能です。 

血液検査

プリックテストより詳しい検査が必要なときには、血液検査も行います。血液検査をすると、アレルギー反応の有無に加えて、症状の程度も判定することができます。評価は全部で6段階、症状に対して最適な強さの薬も判明するので、より適切な処方が期待できます。

病院内に検査する機械がある場合はその日のうちに結果が分かりますが、そうでない場合は検査結果が分かるまで1~2週間かかるようです。

血液検査の料金は3割負担の人で2,000~5,000円の間とされています。

鼻水の検査

花粉症やその他のアレルギーを調べるには、鼻水の検査をすることもあります。鼻炎がアレルギー性のものである時には、鼻水の中に白血球の一種である好酸球が多く見られます。

検査の際には、鼻水を採取して、薬品を用いて顕微鏡で好酸球の有無や数値を調べます。


ひばり
花粉症とアレルギーの検査方法は以上です。ここからは花粉症に的を絞って特集をしていきます。花粉症の治療やお薬を紹介していくので、ぜひ最後まで見てくださいね。

病院での治療にはどんなものがある?

病院での検査の結果、花粉症にかかっていると分かったら、いよいよ専門的な治療開始です。ここからは病院での治療方法について詳しく見ていきます。

注射による治療

花粉症の治療の注射には3種類あります。中にはとても効果の高いものもあるんです。

ステロイド注射

ステロイド注射は即効性のある注射で、ケナコルトAというステロイドを注射します。効果が出現するまでの時間は3時間ほどで、薬剤が効くと花粉のつらい症状が和らぎます。効果の持続時間は長く、1~2ヶ月ほど効き目があります

治療費は病院によって幅があるので、心配な場合は事前に問い合わせをしましょう。

また長期間にわたってステロイド治療をすると、免疫力の低下や組織の脆弱化、ムーンフェイス症候群などさまざまな副作用が起こる可能性があります。治療に際しては医師と十分にコミュニケーションをはかって、適切な量を投与することが大切です。

アレルゲン注射

アレルゲン注射は、その名の通りアレルゲンとなる物質を皮下注射して、アレルギー体質を改善していくものです。ステロイド注射に比べると、はるかに副作用が少なくその点は安心です。ただし、アレルゲン注射は治療期間が長いのが難点。治療は最短でも2年以上の時間を要します。

最初は週に1回の投与が必要で、最短で3ヶ月後でないと効果が発現しないとされています。そのためアレルゲン注射は、長期的な視点で治療ができる人に適した治療法です。すぐに症状を和らげたい場合は他の治療法を検討することになります。

ヒスタミン注射

ヒスタミンはアレルギーを起こす原因物質です。この治療法は、ヒスタミン成分の入ったヒスタグロビンを注射して抗体を作る治療法です。ヒスタグロビンは生物由来の物質なので、体内に入れても副作用が少ないと言われています。ただし、によってはめまいや吐き気、頭痛といった副作用がみられることもあるようです。

ヒスタミン注射は週に2回、2週間の継続で、3~4か月の効果が期待できます。保険適用となるので、注射の費用は1回500円程度です。

レーザーによる治療

花粉症の治療には、レーザーを用いることもあります。レーザー治療では、鼻腔の粘膜の表面をレーザーで焼き、アレルギー反応が起こる場所を減らします。レーザーで焼くと言っても、手術中は麻酔をかけるので、ほとんど痛みはありません。しかし、人によっては軽い刺激を受けることはあるようです。

術後1週間程度は痛みや出血が出ることもありますが、時間が経過すればその症状も和らぎ、花粉症の症状も抑えられます。ただ、効果は永続的なものではなく、粘膜が再生してくれば徐々に元に戻るので、花粉症が完治する治療法ではありません

花粉症対策の場合は、花粉が出始める1か月位前に手術すると効果的です。花粉の飛散量が多い時には、投薬治療も並行して行うこともあります。

点鼻薬、点眼薬、飲み薬による治療

花粉症の治療には投薬もあります。薬の種類は点鼻薬、点眼薬、飲み薬の3種類。代表的な薬剤は以下の通りで、症状に応じて処方されます。 

薬品名薬の効果副作用薬の種類

抗ヒスタミン薬

アレルギーを引き起こすヒスタミンを抑制する眠気が起こる
  • 点鼻薬
  • 点眼薬
  • 経口薬

メディエーター遊離抑制薬

ヒスタミン、ロイコトリエンなどのケミカルメディエーター(※1)の遊離を抑える薬によって異なるが、発生頻度が低い
  • 点鼻薬
  • 点眼薬
  • 経口薬

抗ロイコトリエン薬

アレルギー反応に関係するロイコトリエン(※2)を抑制するごくまれに、吐き気・腹痛・胸やけ・下痢の症状がみられる
  • 経口薬

血管収縮薬

鼻の粘膜の血管を収縮させ炎症を抑える

鼻づまりに効く

使いすぎると鼻づまりが悪化
  • 点鼻薬

ステロイド薬

症状が強い時に使用
アレルギー症状と炎症を抑える
外用薬には大きな副作用の心配なし
長期服用でムーンフェイス症候群などのさまざまな副作用がでる
  • 点鼻薬
  • 点眼薬
  • 経口薬

※1 ケミカルメディエーター:細胞から細胞へ情報を伝達するときに使用される化学物質

※2 ロイコトリエン:喘息の発作やアナフィラキシーの原因物質として発見された一群の生理活性物質。血管拡張作用があるので鼻づまりを起こしやすくなる

子供も大人と同じように治療してもらえる?

最近は花粉症の子供も増えています。子供が花粉症にかかったときには、耳鼻咽喉科か小児科で治療してもらえます。治療内容も大人と大差ありません。しかし花粉症かどうか分からずに、親が花粉症と判断して、子供に市販薬を飲ませるのはNG。花粉症と似ていても、実は違うというケースもあるので、症状が疑わしい場合には病院を受診することをおすすめします。

また幼児や赤ちゃんでも花粉症にかかることはあります。月齢が小さいうちは小児科の受診をおすすめします。

花粉症には何が効く?市販薬おすすめトップ6

ここからは花粉症の市販薬についてです。今世間で特に評判の高い薬を6つ紹介します。つらい症状があるけど病院に行っている時間がない…という時にはきっと役立つと思うので、ぜひ活用してください。

カルナ博士
本題に入る前にわしから一言。これから紹介する薬は、効果は似ているが、それぞれ効き目が違うんじゃ。あと、眠くなりやすいものから、そうでないものまで色々じゃ。
ただし、どれを飲んでも、服用後は車の運転や機械類の操作はしない方がよいぞ。体調によっても効き目は変わるから、弱い薬でも眠くなることだってあるんじゃ。もし、運転中に眠くなったら危険じゃから、十分注意したほうがよいぞ。

鼻炎Z(コンタック)

鼻炎Z(コンタック)は強い効果を発揮する花粉症市販薬です。第二世代の抗ヒスタミン剤・セチリジン塩酸塩が素早く働き、花粉症の不快な症状を抑えます。

効果出現までの時間は1時間。1日1回1錠飲むだけで、鼻水・鼻づまりなどのつらい症状が緩和します。花粉の他、ハウスダストにも効果がありアレルギー性鼻炎に悩む人にとっても強い味方。夜寝る前に服用すると、翌日の夜まで効果が持続するので、服用も非常に便利です。

症状が比較的早い時期から服用するとより効果的です。花粉症が出始めたと思ったら服用開始してみてはいかがでしょうか。

主成分セチリジン塩酸塩
内容量10錠or14錠
一日の摂取量1日1回1錠(効果出現は1時間ほど)
価格1,798円(10錠)、2,033円(14錠)※Amazon価格

鼻炎Z(コンタック)商品詳細はこちら

ストナリニZ(佐藤製薬)

ストナリニZはコンタックと同じく、第二世代の抗ヒスタミン剤セチリジン塩酸塩を主成分とした、アレルギー性鼻炎専用内服薬です。効き目は非常に強い部類に入ります。

1日1回1錠で効き目長持ち、効果は終日続くので飲み忘れの心配もありません。コンタックとは類似点が多く、効き目も同程度、コスパもほぼ同じです。どちらにするか迷ったら、ドラッグストアで安い方を購入してみてはいかがでしょうか。

主成分セチリジン塩酸塩
内容量10錠or14錠
一日の摂取量1日1回1錠
価格1,467円(10錠)、1,770 円(14錠)※Amazon価格

ストナリニZ商品詳細はこちら

アレジオン20(エスエス製薬)

エスエス製薬から発売されているアレジオン20は、第二世代の抗ヒスタミン剤のエピナスチン塩酸塩を主成分とします。花粉やハウスダストのアレルギー性鼻炎に効き、つらいくしゃみ、鼻水、鼻づまりを解消します。

1日1回1錠で24時間効果を発揮、日中眠くなりにくく、口も乾きにくく、パフォーマンス低下の心配も少ないのがメリットです。服用のタイミングは寝る前の服用がおすすめです。

軽度から中程度の花粉症に対しては十分効き、不快な症状が比較的少ない点が利用者に好評です。

主成分エピナスチン塩酸塩
内容量6錠or12錠
一日の摂取量1日1回1錠
価格 1,011円(6錠)、1,345円(12錠)※Amazon価格

アレジオン20商品詳細はこちら

アレグラFX(久光製薬)

この商品の主成分は、第二世代の抗ヒスタミン剤・フェキソフェナジン塩酸塩で、花粉症に悩む人にはよく知られた人気商品です。アレジオンと同様に眠くなりにくいので、大事な場面でも集中力が低下する心配はないでしょう。大事な仕事や試験があるときには重宝します。

軽度から中程度の花粉症に対して有効で、副作用の少ない鼻炎薬を探している人におすすめです。口の乾きを感じることも少ないようです。

服用に際してはメリットの大きい薬ですが、摂取頻度は1日2回。値段は14錠で1,314円になるので、コスパという点では少々高めかもしれません。

主成分フェキソフェナジン塩酸塩
内容量14錠 or 28錠
一日の摂取量1日2回1錠
価格1,218円(14錠)、1,712円(28錠)※Amazon価格

アレグラFX商品詳細はこちら

エバステルAL(興和株式会社)

エバステルALは、エバスチンを主成分とする鼻炎薬で、アレルギー誘発物質の作用を阻害し、その放出を根本から抑えて症状を緩和します。花粉症の他にもアレルギー性鼻炎全般に効き目があり、鼻水・鼻ずまり・くしゃみに対して効果を発揮します。

1日1回の服用でOKで、就寝前に服用するよう推奨されています。こうすることで薬を携帯する必要もなく、一日中快適に過ごすことができます。

主成分エバスチン
内容量6錠 or 12錠
一日の摂取量1日1回1錠
価格1,512円(6錠)、1,845円(12錠)※Amazon価格

エバステルAL商品詳細はこちら

クラリチンEX(大正製薬)

クラリチンEXも鼻のアレルギー症状を緩和する薬で、医療用と同成分が同量配合されています。1日1回1錠の服用で、つらい鼻水・鼻づまり・くしゃみによく効きます。

有効成分のロラタジンは、眠くなりにくく、集中力を維持しやすいのが特徴です。効き目は強い部類ではありませんが、大事な場面を控えているときには、こうした特徴のある鼻炎薬を選ぶと良いでしょう。直径6.5mmと小粒で服用しやすく、飲みやすいところも好評です。

主成分ロラタジン
内容量7錠 or 14錠
一日の摂取量1日1回1錠
価格1,490円(7錠)、2,138円(14錠)※マツモトキヨシ価格

クラリチンEX商品詳細はこちら

ひばり
お薬の話はここまで。次は花粉症に効く食べ物を紹介します。

食べ物でも花粉症対策!効果的な食べ物はコレ

花粉症対策は薬でもできますが、食べ物でも対策ができるんです。花粉症対策に効果的な食べ物は特別な物ではなく、身近なところにあります。花粉症でつらい思いをしている人は、これから紹介する食材を普段の食事で意識的にとっていくといいでしょう。

野菜・果物編

最初は野菜と果物です。ここで紹介する食材は全部で5つ。特定の生野菜や果物には、花粉症を誘発するヒスタミンの発生を抑える、ポリフェノールが多く含まれています。

れんこん

れんこんはアレルギー反応を抑制するタンニンというポリフェノールの一種を含んでいます。

埼玉医科大学の和合治久教授によると、620人を対象に行った研究で、れんこんを3か月摂ってもらったところ、81%の人に花粉症の症状の改善がみられたとのことです。

摂取目安として、1日に輪切りで3つ、2週間ほど食べ続けると効果が表れ始めるとされています。

しそ

しその葉に含まれるポリフェノール・ロズマリン酸 は、炎症を和らげる効果があり、鼻づまりを緩和します。またしそに含まれる「αリノレン酸」には抗アレルギー作用があるので、花粉症の予防にも役立ちます。

しそには青じそと赤じそがありますが、花粉症予防には赤じその方がより効果を期待できるとのことです。

玉ねぎ

花粉症対策には玉ねぎもおすすめです。玉ねぎはヒスタミンの放出を抑えるポリフェノールの一種のケルセチンを含んでおり、花粉症改善の食材として注目されています。

バナナ

バナナを摂取することで、スギ花粉によるアレルギー反応を抑えるられると言われています。2013年に筑波大学が発表した研究によると、8週間バナナを食べ続けた人は、花粉症のくしゃみの症状が和らいだという報告があります。

青魚

青魚に含まれるEPAやDHAは、ロイコトリエンの発生を抑制します。ロイコトリエンは鼻づまりの原因になるので、息苦しさを感じていたら青魚を積極的に食べてみましょう。

デザート・お菓子編

食後のデザートやおやつにも花粉症対策に効く食品があります。

ヨーグルト

花粉症にはヨーグルトがいいというのは有名な話かもしれません。

花粉症は体内の免疫バランスが崩れ、IgE抗体が過剰生成されることで起こりやすくなると言われています。しかしヨーグルトに含まれる乳酸菌には、IgE抗体の体内での生成を抑制する働きがあるので、つらい症状を緩和するのに有効とされています。

また乳酸菌を摂ることで善玉菌が増えるので、腸内環境が整って免疫力は向上。それが花粉症の予防や軽減につながります。

お菓子のヨーグレットでもOK

ヨーグルトはちょっと苦手…という人は、お菓子のヨーグレットでもOKです。ヨーグレットにはビフィズス菌が含まれています。ビフィズス菌も乳酸菌同様、花粉症を予防する効果があるとされているので、ヨーグルトをとるのに近い効果を得ることができます。

飲み物編

次は飲み物です。花粉症を予防するお茶もあるので、つらい季節には携帯しておくことをおすすめします。

甜茶(てんちゃ)

最近お茶だけでなく、キャンディーやガムでも人気が高い甜茶。これも花粉症対策に効くと言われています。

その秘密は甜茶に含まれるポリフェノールにあります。甜茶ポリフェノールがヒスタミンを抑制するので、花粉症のつらい症状を緩和するのに効果があるとされています。また、目のかゆみを引き起こすシクロオキシゲナーゼという酵素を抑制するとも言われています。

甜茶にはいくつか種類があり、花粉症に効くとされるのはバラ科の甜葉懸鈎子」。購入の際にはその点に注意をして、バラ科と記載されているか確認してから買いましょう

その他「凍頂烏龍茶」や「べにふうき」も花粉症に効くと言われているので、これらのお茶もおすすめです。

症状を悪化させる食べ物もある?

最後に、花粉症を悪化させる可能性がある食べ物を紹介します。

生トマト…生トマトはヒスタミンを多く含んでいるので、加熱処理してから食べることをおすすめします。非加熱のホウレンソウ、なす、タケノコもNGです。

スイカ、メロン…ブタクサの花粉に反応する人は、これらの食材をとると症状が悪化すると言われています。

ハム、ソーセージ…加工食品に含まれる亜硝酸塩は過敏性を高めるため、花粉症を引き起こす原因となると言われています。

この他、砂糖・牛乳・牛肉なども花粉症を悪化させる食べ物と言われています。つらい季節にはこうした食材をとるのを控えておきましょう。 

花粉症になりやすい人となりにくい人の違いは?

花粉症は全員が発症する疾患ではありません。花粉が飛散している季節でも、症状がでる人とでない人がいます。ここでは、その点に注目し、どんな人が花粉症にかかりやすいのか、最後にそこを検証していきます。

花粉症を引き起こす原因は諸説ありますが、そのうちのいくつかを紹介します。この中で当てはまるものがあれば、あなたは花粉症にかかりやすいかもしれません。

遺伝的な要素もある

花粉症の最大の要因とされているのが遺伝です。遺伝的にアレルギー体質を受け継ぐと、花粉症を発症しやすくなります。しかし、花粉症の発症には、住環境や生活習慣も影響するので、遺伝以外の要素が原因ということもあります。 そのため一概に花粉症=遺伝であると断定はできません。

また、花粉症はある日突然発症することもあります。これは、花粉を吸収し続けることで花粉症の原因となるIgE抗体が体内に蓄積し、ある一定の水準に達したときに症状がでるからです。

そのため、昨年まで何ともなかったのに、突然今年から花粉症になった、ということも珍しくありません。また花粉がたくさん飛んでくるエリアに住めば、今現在花粉症でない人も、将来的な発症率は高くなります。

これらの点から、花粉症は遺伝の要素はあるけれど、遺伝要素がなくてもかかることはあり得る、というのが正解と言えそうです。

車の排気ガスが原因という説も

花粉症の発症は、飛散量よりも自動車の排気ガスが影響しているという説もあります。

『週刊日本医事新報』(日本医事新報社/1985年4月6日号)で発表された研究によると、マウスにスギ花粉のアレルゲンを4週に1度注射し、それを計6回行い24週間観察したところ、花粉症の原因となるIgE抗体はできないことを確認しました。スギ花粉を10倍量に増やして実験をしても同様の結果で終わったとのことです。

それに対し、マウスにスギ花粉のアレルゲンに加えてディーゼル車排気ガス中の微粒子(DEP)を注射したところ、2週間経過後からIgE抗体が見つかり、4週間毎の注射の度にIgE抗体が増えていったという報告がありました。ちなみにアレルゲンを減らしても、同様にIgE抗体は増えていったとのことです。

このことから、花粉単体では花粉症を発症せず、車の排気ガスと合体することで発症をするという発表がされています。

長男長女は発症しやすいらしい!

花粉症は第一子がかかりやすいというデータもあります。長男・長女がアレルギーにかかりやすいというのは、以前から医師の間では言われていたことのようです。

ロート製薬が、出生順と花粉症の関係を調査したところ、花粉症であると答えたのは、第1子・39.7%、第2子・29.2%、第3子・28.6%という結果となったようです。この傾向を裏付ける発表は世界各国の医学界でも行われています。 

寄生虫が花粉症対策になるというウワサ

寄生虫がいると花粉症になりにくい、という話を耳にしたことはありますか?実はサナダムシが分泌する成分の中に、アレルギー反応を抑える成分が含まれていて、体内に寄生させると花粉症を予防できるという説があるんです。この説を唱えているのが免疫学者の藤田紘一郎氏で、現代人の免疫力低下は、人体からサナダムシがいなくなったことが原因の一つとしています。

花粉症は花粉のIgE抗体が体内に侵入することで引き起こされますが、寄生虫がお腹の中にいると、免疫システムがIgE抗体を作り続けます。そうすると寄生虫のIgE抗体が鼻や目の粘膜の肥満細胞を覆ってしまうので、花粉のIgE抗体が細胞にくっつくことができません。その結果、花粉症のIgE抗体が肥満細胞につかなければヒスタミンは分泌せず、花粉症になりにくいと言われています。

以上のことから、寄生虫が花粉症対策になる、というウワサは根拠のある話と考えられます。しかし、サナダムシを体に入れることで体調不良を引き起こすこともあるので、無理に体内に入れるのは危険。別の方法で花粉症対策を行うのが健康的と言えそうです。

病院で検査をしてきちんと対策しよう

いかがでしたか。今回の特集、ちょっと難しい話もありましたが、花粉症とアレルギーには、違いがあることがお分かりいただけたと思います。花粉症は季節性、アレルギーは通年というのが大きな特徴で、季節限定で症状がでる場合には花粉症の可能性大です。

花粉症かな?と思ったら病院で検査をして、きちんと治療することで症状は緩和します。病院に行く時間がない人は、症状に合った市販薬を飲んだり、食べ物を工夫することで対策しましょう。

花粉症は症状が軽いうちに対処すると、治療の効果も高くなると言われています。気になる症状があればぜひ早めに病院に行くなど、対策をしてください。

参照リンク

厚生労働省ー適格な花粉症の治療のために(第2版)
日本アレルギー協会ーアレルギー性鼻炎(花粉症含む)のおもな治療薬
厚生労働省ー花粉症Q&A集(平成22年度)

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