ただの便秘と思ったら腹痛まで!?原因と対処法・要注意のセット症状!

ただの便秘と思ったら腹痛まで!?原因と対処法・要注意のセット症状!

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便秘がひどくなると腹痛を伴うことがあり、女性の場合には生理と重なってしまった経験もあるのでは?たまりにたまった便秘はとてもつらいものですが、もしかしたらその腹痛やつらさは他の病気が原因になっているのかも!?

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便秘だと思っていたらお腹が痛い!

女性に特に多い悩み「便秘」。男性にはあまりなじみが無いという人も多いようで、便秘の苦しみが分からないといった声を聞くことも少なくありません。しかし、便秘は単純に「便がたまる」だけでなくひどくなると激しい腹痛や吐き気を伴うことがあるので早めの対策が必要です。

カルナ博士
わしみたいに年をとってくると、腸の機能が衰えて便秘にもなりやすくなるんじゃ。同じようにまだ腸がしっかりと発達していない子供も便秘になりやすいことがあるようじゃ。
ひばり
博士の場合は食生活の偏りも便秘の原因よ!年齢のせいばかりにしないできちんと自分で管理するのも大切!
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この記事では誰にでも起こりうる「便秘」について、主な原因や併発しやすい症状などを対策方法とあわせて紹介していきます。便秘に悩む人はもちろん、いままで便秘になったことがない人でも予備知識として知っておくと便秘知らずの人生を続けることができますよ。

便秘で腹痛が起こる2つの原因

便秘=腹痛と考える人が多いようですが、基本的には便秘だけではお腹が張ったような感覚はあるものの、腹痛を引き起こすのは他の原因があると考えられています。

カルナ博士
男性諸君は「便秘=腹痛」のように考えている人もいるようじゃが、ちょっとの便秘では腹痛にならないことのほうが多いんじゃ。ただ、男性の場合には痛みに弱いこともあって女性よりも便秘に敏感なのかもしれんのぅ。

便が腐敗して発生したガスが溜まる

便秘によって腸の中に便が長い間留まっていると、その分腸の中で便の腐敗がすすんでしまいます。便が腐敗するとガスが発生し、そのガスが腸の中にたまることで腹部だけでなく近くの臓器を圧迫するので腹痛を生じることがあります。また、悪玉菌が原因で発生したガスの場合、ガスが原因で腸の働きを悪くしてしまうことがあるのでさらに便秘がひどくなり腹痛もひどくなることがあります。

このような腹痛の場合には、臓器を圧迫してしまっていることが原因なので、ガス抜きをおこうことや便を排出することで痛みもなくなります。

腸の痙攣:便意ありだが出ない

便秘にはいくつかの種類があり、直腸とよばれる肛門付近の腸での異常が原因の便秘を「直腸性便秘」と呼んでいます。直腸性便秘は便を我慢する習慣がある人に多く見られる症状で、慢性的な便秘になるやすいとも言われています。

直腸は大腸よりも太い腸なので、直腸に便がたまると便が太くなり便から多くの水分を吸収するので便がカチカチに硬くなることがあります。下腹部にかなりの圧迫感があり、便の詰まり方によっては激しい腹痛を伴うことがあります。また、便がとても太く硬くなっているので便意があっても自分の力で排出することができないことがあります。

便秘が原因で現れやすい他の症状

便秘は単純に便が出ないだけでなく、便が排出できないことにより他の症状を併発してしまうことがあるので早めの対処が必要です。

ひばり
便秘が続くと、便が出ないという症状以外にも多くの症状が現れることがあります。特に便がたまりすぎると、これ以上からだの中に物を入れる事ができなくなるので、吐き気や嘔吐を引き起こしてしまうんです。

吐き気・嘔吐

便秘と吐き気・嘔吐を併発することは珍しいことではなく、ケースとしては多くあるようです。便秘が直接的な原因となり吐き気・嘔吐を発症する場合、腸内に便がたまりすぎてしまうと、食事をしても体の中に取り入れるスペースが無いため拒絶反応によって吐き気嘔吐を発症してしまうことがあります。成人の場合には吐き気・嘔吐を発症するほどの便秘になる前に自分で便秘に気づいて対処することがほとんどですが、小学生の子供などでは便秘に気づかないケースもあります。

特に成長期の子供の場合には体は小さくても食べる量が多いため、少しの期間の便秘でも食事ができないくらいの吐き気・嘔吐を発症してしまうこともあるので、日々のお通じをしっかりと管理しておくことも大切です。

また、自律神経の乱れにより、腸だけでなく胃の活動にも支障がでてしまうなど「腸と胃に同時に異常がある」場合や「胃腸炎」「インフルエンザ」などの病気が原因のときに多い症状です。これらの吐き気・嘔吐の場合には便秘が直接的な原因ではなく、他の病気が原因となっていることがあるためきちんと検査を受けるようにしましょう。

腰痛

あまり接点が無いように思いますが、実は便秘が原因で腰痛になることは少なくありません。腰痛を引き起こす主な原因は「運動不足による便秘」と「便秘による血管や神経の圧迫」といわれています。

運動不足の人は便を排出するための筋力が衰えていることが多く、便秘を引き起こしやすいといわれています。便を排出する筋肉が衰えている場合、同じようにおなか周り・腰周りの筋肉も衰えていることが多く、腰を支えるだけの筋肉が無いので腰痛も発症してしまうケースがあります。

また、便秘により腸内にガスがたまると、臓器の圧迫はもちろん周囲の血管や神経を圧迫してしまうこともあります。特に腰に問題が無い場合にはあまり腰痛になることもありませんが、もともと腰痛になりやすい人や過去に腰に怪我をしたことがある人など「腰痛のタネ」を持っている人は、少しの血行不良で激しい腰痛を伴うことがあります。

便秘が原因の腰痛は、腰の左側が痛くなることが多いのが特徴です。これは「S状結腸」や「直腸S状部」と呼ばれるおなかの左側にある腸に便がたまるのが原因です。普段から腰痛持ちのひとでも、特に左側に痛みを感じるときには便秘が原因かもしれません。

便秘+腹痛+〇〇は要注意!

便秘がひどくなると腹痛を生じることもありますが、さらに他の症状も併発しているようなら重大な病気になっている可能性もあるので、便秘だからと軽く見るのではなくしっかりと医師の診察を受けるようにしましょう。

カルナ博士
特にわしのように高齢者の場合は他の病気が心配になってくるのじゃ。普段から体調を壊しやすい人や、免疫力の弱い小さい子供も同じように注意が必要じゃぞ。

こんなセット症状がないか確認

慢性的な便秘は「日頃から便を我慢する習慣がある」人以外に「何らかの病気や身体的理由で排便が困難になっている」可能性があります。

前者の「日頃から便を我慢する習慣がある」人では外出や会議などが多くて自由にトイレに行けない人や、学生が学校で大便をするのを恥かしがるなどの原因が多くあるようです。なかなか習慣を改善するのは難しいことですが、朝起きたらトイレにいくなど排便のタイミングを一定にすることで改善していく努力が必要です。

後者の「何らかの病気や身体的理由で排便が困難になっている」人は便秘以外にも何らかの症状が併発している事が多いので、特に便を我慢していないのに慢性的な便秘に悩んでいる人は他の症状にも注意してみましょう。

  • 激しい腹痛・腰痛
  • 激しい吐き気・嘔吐・下痢
  • 頭痛やめまい
  • 冷や汗・悪寒・発熱
  • うつ症状
  • 血便・下血 など

便秘と一緒にこのような症状がある場合には、内臓疾患や腸の異常・精神的な不安定などさまざまな疾患の可能性があります。

隠れた病気の可能性もあり

便秘を伴う病気は色々ありますが、ここでは特に注意が必要な病気をピックアップしていきます。

腸閉塞・腸捻転・腹膜炎

腸閉塞」「腸捻転」はどちらも腸の途中が塞がってしまい途中から腸が機能しなくなる病気です。症状としては便秘の症状にとても近いので発見が遅れてしまうことがありますが、便秘とことなり自然に治ることはなく放置すると腸が壊死してしまう危険性がある大変危険な病気です。

便秘との症状の違いには「激しい痛みを伴うことがある」といった症状があげられます。ただし痛みの程度は個人差もあり、状態によっては痛みが激しくないこともあるので、痛みの度合いだけで判断するのは危険です。

腹膜炎」は「急性と慢性」の2種類がありますが特に「急性腹膜炎」は命の危険もある病気です。急性腹膜炎は臓器は腹腔の表面を覆っている膜に、細菌などが感染して起きる症状で「激しい痛み」を伴います。便秘と同じような症状を発症することもありますが、急な激しい腹痛やおなかに何らかの衝撃を受けた後の腹痛は特に注意が必要です。

過敏性腸症候群

過敏性腸症候群はストレスが主な原因となって生じる病気で、便秘だけでなく下痢やなどの症状も多くあります。また、心身症のひとつとされるように内視鏡検査などをしても身体的には特に異常がないため改善するには精神的な安定が必要とされます。

この過敏性腸症候群は主に「少しの刺激で排便に異常が起きる」という症状があげられます。排便の異常とは、女性の場合には便秘になりやすく男性の場合には下痢になりやすいようです。大事な仕事の直前などにストレスからトイレの回数が増えてしまうのはもちろん、ほんのすこし冷房が強く感じただけで下痢や便秘になってしまうので、日常生活で支障をきたすこともあります。

がん

便秘と大腸がんはとても密接な関係があると古くからいわれていますが、最近ではあまり気にしなくても良いのではないかという考えもあるようです。しかし、大腸がんの初期症状としては「便秘や腹痛」があげられ、がんが肥大化すると腸閉塞といった症状も併発する可能性があります。

大腸がんの場合には、自覚症状があまり無い場合が多いのですが大腸がん自体が出血しやすいものなので、排便時に血がまざるなどの特長があります。便秘や下痢などが続き、腹痛や出血なども伴う場合には医師の診察を受けるようにしましょう。

自己判断はNG

便秘自体は誰にでも起こる日常的な症状のようなものですが、便秘に似た症状でも大きな病気の可能性があるので簡単に自己判断してしまうことは危険です。とくに腹痛を便秘のせいにして放置してしまう事が多いようですが、急な激しい痛みの場合には急性腹膜炎など命の危険を及ぼす病気の可能性もあるので、場合によっては119番が必要なこともあります。

普段便秘になることが無い人の場合にはちょっとした便秘にも反応できるかもしれませんが、慢性的な便秘の人は病気の症状と便秘の症状の判断ができない場合が多くなるので、しっかりと便秘の治療を行っておくことも大切です。

子供の腹痛の最大原因は「便秘」

成人すると「便秘は女性」「下痢は男性」が多くなるのが一般的ですが、小学生以下の子供の場合には男女問わず便秘が多くなる傾向にあります。毎日便が出ているかをしっかりと管理しておくことで便秘がひどくなる前に対処できるようにしておきましょう。

ひばり
大人になると「今日はトイレ行ってないな」とか「最近便秘気味だな」と感じるようになりますが、子供のうちは自分で気づけることがほとんど無いので、きちんと大人が管理してあげることも大切なのよ。

熱・下痢がないか症状を確認

子供の場合には便秘という症状に自分で気づかないことも多く、いつから便が出ていないのかを覚えていないことも多くあります。もし子供が腹痛を訴えることがあった場合には、「下痢」や「」といった風の諸症状が無いかを確認し、いつから便が出ていないのかを確認してみるようにしましょう。

また、小学生の低学年や幼稚園児など自分で便がいつから出ていないかを正確に覚えておくことができない年齢の時には、カレンダーなどでしるしをつけておくなどの管理をしておくことも大切です。また、あまりにも便秘がひどい場合には腹痛だけでなく熱がでることもあるので、浣腸をして排泄するようにしましょう。

我慢できない場合は病院へ

浣腸自体は市販薬で行うこともできますが、浣腸後便意を我慢するのが難しく家庭ではトイレがひとつしかないので対処できない場合もあります。また、浣腸をする環境によっては肛門から病原体を感染させてしまうこともあるので、免疫力の弱い子供に浣腸をするのは病院で行ってもらうほうが安全です。

それ以外にも便秘と併発して下記の症状がある場合には病院での診察を受けるようにしましょう。

  • 激しい腹痛
  • 血便
  • 頭痛
  • 吐き気・嘔吐

子供の場合には大人よりも痛みに弱く大げさな腹痛を訴えることもありますが、便秘で腹痛を生じる場合にはかなりの便がたまっていることが多く、便秘がつづくと自力での排泄が不可能になることもあります。また、便秘が進行することで食事をすることも困難になり、吐き気や嘔吐を繰り返してしまうこともあります。

便秘以外にも「虫垂炎や急性腹膜炎」といった重大な病気の可能性もあるので、我慢できないような腹痛やその他の症状が併発しているときには迷わず病院へ行くようにしましょう。

女性特有シーンでの便秘と腹痛

一般的に男性よりも女性のほうが便秘になりやすいといわれています。しかし、女性の場合には生理など「便秘以外の腹痛」が多く生じることがあるので痛みの原因を追及するのが難しい一面があります。

カルナ博士
男にはなかなか理解するのが難しいのじゃが「便秘と生理」では痛む場所が違うようじゃな。ただ、生理前のPMS症状によって便秘になりやすくなることから普段「便秘と生理」のタイミングが重なることが多い人の場合には痛みの違いが分からないこともあるようじゃ。

生理前・生理中

月経前に起こるイライラや腹痛といった症状のことを「PMS症状」と呼び、このPMS症状には月経が始まると収まるといわれています。症状には個人差があるので、人によってPMS症状は異なりますが便秘もPMS症状のひとつといわれています。

PMS症状は月経の1~2週間前から起こるので、生理周期を把握できている場合には腹痛などと一緒に便が出にくくなることがあります。便秘の状態によって生理時の腹痛とかさなって余計なストレスになることもあるので、食生活の改善でも解消されない場合には市販薬の服用なども検討しましょう。

妊娠初期症状の可能性もあり

便秘はPMS症状のひとつでもありますが、妊娠初期症状としても表れやすいといわれています。妊娠すると子宮内に羊水を溜める必要があるので、体の中の水分を羊水に使用します。そのため便からも普段以上に水分をとるので便秘になりやすくなります。

妊娠中はむやみにいきむことがあまり好ましくないため、便秘になったときにも自然に排泄できるように食生活や生活習慣の改善を心がけるようにしましょう。基本的には消化の良い食事と多めの水分補給をこころがけます。あまりにもひどい場合には薬に頼ることもありますが、妊娠中はあまり薬に頼りすぎるのも良くないので医師と相談しながら服用するようにしましょう。

妊娠中

妊娠中はホルモンバランスが大きく変化し、特にプロゲステロンと呼ばれる黄体ホルモンが増えます。この黄体ホルモンは妊娠状態を維持するためにとても重要なホルモンで、妊娠中に必要となる多くの栄養を効率的に体に吸収できるように食事から排泄までに掛かる時間を長くします。

そのため便から多くの水分が体に吸収され便が硬くなり排泄が困難になることがあります。

その腹痛は便秘が原因じゃないかも

妊娠初期の場合には「子宮の張り」と「便秘の張り」の区別が難しい事が多く、腹痛の原因がどちらにあるのか分からない場合も多くあるようです。妊娠中は特に不安を大きく感じやすい期間でもあるので、便秘と妊娠症状の違いはある程度理解しておくことで余計な不安を取り除けるかもしれません。

便秘の特徴子宮収縮の特徴
お腹がカチカチに硬くなることは無く、安静にしてても痛み(お腹の張り)が消えない子宮が収縮運動を行うタイミングはお腹がカチカチに硬くなり痛みも伴うことがある。時間が経つと収縮運動がおわり痛み(お腹の張り)もなくなりお腹もやわらかくもどる。

便秘×腹痛の緊急対処法6つ

便秘を自己判断するのは危険ですが、便秘と併発している症状が無い場合や軽い腹痛の場合などには自分でもある程度の対処をすることができます。あくまでも緊急対策なので痛みが激しい場合や痛みの原因がわからないときには速やかに医師の診察を受けましょう。

ひばり
軽度の便秘の時には自宅である程度対処できるものなので、慢性的な便秘の改善の為にも対処法は覚えて起きましょう。ただし、あまりにもひどい便秘や、他の症状も併発しているときにはしっかりと医師の診察を受けましょう。

リラックスする

便秘は自律神経の乱れが原因になることもあります。「最近便秘気味だな」「もう何日も排便していないな」などといった不安から、自律神経がみだれ余計に便秘がひどくなることもあります。また、不安が重なることで激しい腹痛を引き起こしてしまうこともあるのでリラックスすることはとても大切です。

手軽にできるリラックス方法としては「腹式呼吸」が有名です。腹式呼吸は「息を吸うときにお腹を膨らませて、息を吐くときにお腹をへこませる」ことを意識してゆっくりと呼吸を行います。深呼吸のように深くゆっくり呼吸をすることを心がけましょう。また、お腹をしっかりと動かすことで腸にある程度の刺激があるので排便を促進させることもあるようです。

腹部を温める

便秘の人の腹部を温める方法は、「温罨法(おんあんぽう)」と呼ばれる入院患者の便秘予防として病院内で看護師などが実践しているところもあるようです。60度程のお湯で湿らせたタオルをへその下(下腹部)にあてたり、腰を温めます。特に冬場などの寒い季節では寒さによって腸が正常に働けない場合もあるので、外部から暖めることで腸内活動を活性化させる効果に期待できます。

また、外部からだけでなく水分補給を白湯で行うなど、食事や飲み物で体の中を冷やさないようにすることも便秘解消にとても役立ちます。

運動・マッサージ

普段からあまり体を動かさない人の場合には、排泄するための筋肉の働きが弱くなってしまうことで便秘になりやすくなると考えられています。肉体改造のような激しい運動は必要ありませんが、軽いウォーキング体をひねるなどの軽度の運動を行うだけでも、普段刺激されないお腹周りの筋肉が刺激され腸内運動が活発になることがあります。

腹痛が激しい場合には体を動かすことがむずかしくなるので、お腹を「の」の字を書くようにマッサージすることで排便を促進させることができるといわれています。「のの字マッサージ」は自分の右手で、おへそから下に下がり、右から左へ円を描くように手のひらで軽くマッサージします。大切なのは便がたまりやすい「直腸部分」がお腹の左下付近にあることを意識することです。

ツボをおす

便秘に効くツボは体のあちこちにありますが、特に簡単に刺激できるツボとして「合谷(ごうこく)」が有名です。

合谷は「親指と人差し指の骨が交わる部分」の少し内側にあります。骨と骨の間にある少し柔らかい部分を、反対側の手の親指と人差し指で揉むようにして刺激します。ツボは体の左右対称に存在するので片方だけのツボでなく交互に両方のツボを刺激するようにしましょう。

整腸剤などの薬

少しお腹が張ってきたなどの軽度な自覚症状がある場合には整腸剤で排便を促進する方法があります。便秘に効く整腸剤は市販でも多くの種類がありますが、妊婦や子供が服用するときには薬剤師に相談しながら慎重に選ぶようにしましょう。

ビオフェルミン」「ガスピタン」などの市販薬はビフィズス菌や乳酸菌などといった安全な整腸菌を使用しているので、妊婦や子供が服用することができます。ただし似たような商品名「ビオフェルミン止瀉薬」などといった市販薬の場合には服用時に注意が必要なので自己判断ではなく薬剤師や医師に相談するようにしましょう。

腹痛時は刺激性下剤は使わない

便秘時に服用する「下剤」には「刺激性下剤」と「機械性下剤」の2種類があります。

刺激性下剤は腸の働きを活発にすることで排便を促進させる効果がありますが、腹痛時に服用すると余計に痛みを大きくしてしまうこともあるので服用には注意しましょう。また、妊娠中の服用は流産の危険性があり、授乳中には成分が母乳から出てしまうこともあるので服用はやめましょう。

便意がある場合は浣腸

便秘をしているときに「便意はあるのになかなかでない」といった症状になることがあります。この場合には便が硬くなりすぎて排泄が困難になっていることがあるので、浣腸などで便に水分を与えることで排泄を促すことができるようになります。また、無理に排便すると脱腸や切痔になることもあるので、無理にいきむのはやめましょう。

根本原因の便秘を解消しよう

便秘の対処法はさまざまあり、人によっては苦しくなったら浣腸で応急処置を繰り返している人もいるようですが、下剤などは使用を繰り返すことで効果がうすくなるなどの弊害を生じることがあるので、便秘の根本的な原因を解消していくことがとても大切です。

カルナ博士
体質などの個人差もあるのじゃが、生活習慣や食生活の改善によって多くの場合便秘を解消できるようじゃ。とくに食生活は大切で食物繊維をバランスよく摂取することが便秘解消の一番の近道かもしれんぞ。

食生活・水分摂取の見直し

便秘に効果のある食事として「食物繊維を多くとる」事が大切です。しかし単純に食物繊維といっても実は「不溶性食物繊維」と「水溶性食物繊維」の2種類があります。便秘には「不溶性1:水溶性2」の比率で摂取することが大切だといわれています。

特に水溶性食物繊維が不足しがちだといわれているのですが、水溶性食物繊維は海草類や果物類に多く含まれています。食物繊維=野菜類というイメージを持っている人が多く、便秘には野菜の摂取と決め付けしまうこともありますが、野菜には不溶性食物繊維が多く含まれているので食物繊維の比率を崩してしまうことがあります。

野菜から水溶性食物繊維を摂取するためには、ゴボウ・アボカド・オクラなどを食べるようにしましょう。また、便が硬くなりすぎるのを防ぐために、水分補給をこまめに行うことも大切です。

トイレ習慣の見直し

便意を我慢することで便秘になりやすくなるように、一日のなかでトイレに行く時間やタイミングが便秘に大きく関わることがあります。とくに公衆トイレや会社のトイレでは落ち着いて大便をすることができないという人も多く、外出時にはトイレを我慢してしまう人が多くいるようです。

毎朝自宅でしっかりとトイレを済ませる習慣をつけるためにも、便意に関係なく朝食後や出勤前に2分程度トイレで座る習慣をつけることで排便のリズムを作ることができるともいわれています。

生活習慣の見直し

不規則な生活習慣は便秘を引き起こす原因にもなるので、できる限り規則正しい生活習慣をするように心がけましょう。

特に睡眠の質はとても大切で、睡眠中は副交感神経が優位になるので内臓の動きが活発になるため便をつくるのに適した時間です。そのため睡眠中には食べたものが便に変わり、多くの人が朝に排泄をしています。しかし、日常的に睡眠不足になっている人や、寝る直前に食事をする人は睡眠中に便をうまく作れず朝に便意が起こらなくなります。

また、ひごろから体を動かす習慣がない人の場合には、お腹周りの筋肉が衰えていることもあるので適度な運動と日頃の姿勢を正すことで筋肉に適度な刺激を与えることができ、便秘解消につながることがあります。

我慢しないで早めの対策を!

便秘は少し我慢しておくことで自然に解消されることも多く、一時的な軽い便秘を繰り返している人も多くいます。しかし便秘が習慣になってしまうことで他の体の異変に気づきにくくなってしまうこともあるので、食生活や生活習慣を見直して早めに対策しておくようにしましょう。

参照リンク

MSDマニュアル家庭版ー消化器の病気の症状と診断
厚労省ー便秘と食事
ひろ整骨院ー危険な腰痛!あなたのその腰痛は内臓が関係している??
日本医師会 白クマ先生のこども診療所ー腹部、おなかのあたりを痛がっている場合

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